モリハルゆ記

2009年07月30日(木) 自由研究

 愛車“921子”で甲州街道を調布方面に向かって走っていたら、前を行くトラックの積荷に記載されている文字が目に飛び込んできた。



 『コンクリ付着は 有償となります』

 世の中には知らないことがイッパイある。知っているコトより圧倒的に多いと思う。そしてモリハルは、ほとんどの『知らないコト』をやり過ごしちゃう。だが『コンクリ付着は 有償となります』は、何が琴線にふれたのかわかんないんだが、気になって気になってしょうがなくなっちゃった。

 そもそもこの緑色の積荷は何か?こんな時、インターネットっちゅうモンは便利だよね。これは“コンクリート・バケット”ちゅうもんだ。

 コンクリートは「砂や砂利(骨材)と水、そしてセメントを混ぜたもの」なんだが、すぐ骨材・水・セメントに分離しちゃうんで絶えずかき回していなくちゃならない。働く車で、チビッコに人気のあるコンクリートミキサー車は絶えず“そろばんのデカイヤツ”が回っているが、「固まるのを防ぐ」のではなく「分離するのを防ぐ」ためだ。

 そしてコンクリート・バケットは、コンクリートミキサー車が運んできたコンクリを、工事現場での作業中に分離しちゃうのを防ぐための機材だ。コンクリートをずうっとかき混ぜるという仕事を人間がしたら、こりゃ大変だ。コンクリート・バケットの中にある棒みたいのがぐるぐる回って、分離しないようにするんだね。

 だんだん見えてきたな。この荷台に積んでであるヤツは多分レンタル機材だ。分離するのに気を使ったコンクリは、一昼夜明けるとコチンコチンになってしまう。「使った後は、ちゃんと水洗いしてよ。コンクリが残ってて固まったら罰金だぞ!」こんな意味合いなんだろう。

 ああ、夏休み自由研究が終わってホッとしたよ!


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モリハル [MAIL]

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