最近、紙パックの安い酒が好きだ。帰宅すると、まずは1杯「キューッ!」とやる。晩御飯作りながら、2杯目をチビチビやる。奥さんと娘の唯ちゃんとディナー摂りながら3〜4杯目を堪能する。食後にTV観ながら5杯目を飲んでいるうちに居眠りする。ま、こんなことが毎日毎日繰り返されている。
と、目の前にいる同僚に話したら、「それならワンカップ大関!これいけまっせ〜!」と言われてしまった。その日の午後、体がワンカップ大関症候群になってしまい、味噌とか葱を買うついでに1本購入した。もう、その場で飲んでしまいたい衝動をかろうじて押さえ、自宅に戻り、すぐさま「パカッ!」と開けたい欲望を押し殺し、鍋でお湯を沸かして湯煎した。すきっ腹に勝るソース無し、アルコール渇望に勝る銘酒無し、「ホ〜ッ・・・」という音が漏れた♪「ありがとう!ワンカップ大関!」
高校2年の夏、サッカー部仲間で千葉の海に行った。昼間は海岸で、なんとか女の子に声掛けられないかとドキドキして、夜は民宿でマージャンしながらタバコを吹かした。誰ともなく「酒飲もうよ!」ということになり、夜の海岸線に設置してある自動販売機で買うことになった。当時のモリハル、本当のこと言えばコーラとかファンタの方が良かったのだが、「俺は日本酒だね!」とイキがってみた。ビールは苦かったしね。
そのとき買ったのが、人生で初のワンカップ大関だ。ものすごく持て余した記憶が残っている。酒飲まない者にとって日本酒の臭いは強烈だからなぁ。「なんだよ飲まないのかよ」と、缶ビールを飲み干した仲間に言われて「味わいながら飲んでるんだよ!」と、鼻息止めながら喉に流し込んだ、トホホ・・・
10代から20代にかけて、モリハルにとって酒はゲロ誘引剤だった。仲間と大人びる為、大学の先輩に無理強いされて、仕事の接待で、飲んだ後、真っ赤になって、酔いつぶれ、ゲロを吐く。
そして50代の今、相変わらず真っ赤になって、酔いつぶれるが、ゲロは吐かなくなった。きっと、もったいないからだろう。さらに日本酒、香り、味ともにサイコーだ!なんでこうなるんだろう?不思議だよな。年を経て理解できることがあるのであろう!ビバ人生!
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