|
|
♥ ♥ ♥
♥ ♥
♥ 告白
10年前に親の会で知り合い 殆どの行事を共にして来たGさん お子さんが成人される少し前に退会されて 疎遠になっていました。 そのGさん、10歳くらい年下でしたが 冷静沈着で会でもトップに立ち 精力的に活動をされていて 私にとっては目標でもありました。 ある日、お茶をご一緒した折に 話して下さった告白からは 人が内面に持つ苦しみの深さを 全く見せない感じさせない人のいる事を 痛感させられるものでした。 人の言葉、態度を一表面でしか見ない 判断しないと言う事はありませんが 余裕の無い時は心の内を触れずに 流して来たのかもしれません。 それでも私如きに 本音を吐露して下さった経緯には 小学校の同窓生だったという 親近感からだったに違いありません。 生育暦から始まった詳細な吐露に 何も言葉をかけられず ただただ、お話に耳を傾けていました。 心療内科に通い 薬を服用しながら活動しているのよ と、明るく話される様子からは 現実と乖離し過ぎていて 俄かには信じ難かったものでした。 時が流れ 連絡を取り合う事もありませんでしたが 年賀状を頂いていた事で 辛うじて縁を繋げていて下さったのでしょう。 その後、私も鬱を体験する中で フッと思い出し会いたいと思っても アポをとる手順を考えただけで撃沈。( _ _) お手紙すら書く事も煩わしく 筆が一向に進まずにいましたが 年賀状を頂いたままでしたので 久し振りに電話を入れてみる事にしたのです。 ルルルゥゥ〜というコール音が苦手で 聞いていると動悸がしてしまい ドクドクと流れている血脈を感じながら 息を詰めて待っていると ガシャリと受話器が上がり 懐かしい声が聞こえました。 元気な明るい声でしたが 紆余曲折をしながらも 鬱からは抜け出せずにいるとの事でした。 私も時折、鬱っとする時があり その辛さは経験しているので 気持ちを察すると胸が一杯になってしまい 分かるとしか言葉をかけられませんでしたが 充分に共感していました。 まだ、会える元気が無いそうなので ゆっくりと、その時が来るのを待ちましょう。 会えても会えないままでも良いので 元気でいて欲しいです。
2005年01月26日(水)
|
|
|