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2002年01月13日(日)
明日、仲間内で成人式を建て前とした集まりがある。その為にまた静岡に向かっている。 バックの中には妹に頼まれたゲームソフト五本と、暗記のプリント四枚、原稿用紙一冊。 帰る場所が在る事にアリガタミを感じた事はないけれど、こういう簡単な荷物で移動出来るのは、結構希少なのかもしれないと思う、今日この頃。
静岡の駅に到着したのは、午後五時を少しまわった頃だった。
母親と妹(三女)に自家用車で迎えられ、そこで初めて父親の入院を知らされた。 どうやら軽い脳梗塞の症状が出たらしい。 入院したのは今月の九日。心配させない為に、ワザと連絡は控えたそうだ。 見舞いに行ってみた処、全然元気そうな父が電動式車椅子で館内を走り回っていた。・・・確かに、それほどの心配はなさそうに見える。 しかし、もし電話か何かで入院の事を聞いていたら、様子が伝聞調でしか把握出来ない分、不安を膨らませていたのは明らかだろう。最初は連絡をくれなかった事に少々の不満を感じたていたが、後に納得した。
老いは恐い。
アタシは幽霊やオバケ、死体なんかよりも、ごく普通の老人の方が恐い。 彼らから漠然としたプレッシャーを感じる。
アタシの父は現在68。病院で彼は、「あと五年は健康でいるつもりだった」と自嘲気味にこぼしていた。 しかし五年では、末娘の三女はまだ成人にもなれないのだ。
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