はつ屋の活動報告書
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2005年11月06日(日) ハッスル続き

開演、まずはTOPの挨拶。
「ハゲ!」と会場からヤジ飛びまくり。
ミラーボールが回った後、曲に合わせて、じゃん、とスポットライトが三方向から頭に当たります。

細かいとこまで書いてるときりがないんですが、こういうネタがみっちりと用意されてて全体に面白かったんですよ!

オープニングは「8時だよ全員集合」風に「ハッスルマニアはよ〜ハードゲイもいずみもとやも ハッスルハッスル!」(ごめん歌詞適当、インリン様かも?)と歌い踊って。
試合は割愛。いや、色々面白かったんですがきりがない!ほんと!

試合と試合の間には、ディスプレイを使用して映像が流れます。
まず最初の幕間は、鈴木選手の控室から。しかし、「駄目駄目!」と追い返されてしまいます。
次の幕間は、もっちん控室から。節子さんしかいない!「まさかダブルブッキングでは!?」「かけもちはしてもダブルブッキングはいたしません」おいおいそれでいいのか(笑)節子さんが見事に大根役者を演じていて、ある意味非常に安心して見られました。
私はハッスルがどういうものか知らなかったので、鈴木夫妻の悪態とか、どこまで本気かわからなくてさー!マジに怒ってますあなた方!?とも思ってました。だから、「おお、見事なまでに演技くさい」と感じて安心しました(笑)

もっちんの出番は四試合目、前半の部のトリ。
まず鈴木夫妻の入場。浩子さんはゲイシャガール。ケンゾーさんは、おお、着物風のパンツ穿いてらっしゃるよ!着物取られちゃったじゃんもっちん!貴方どんな衣装で出てくるの!
次に和泉側の入場。ありゃ、中央の出入り口じゃないところからフツーに出てきたぞ。節子さん着物、赤いふっさふさの髪(明治の新政府軍みたいな)をつけたのはAKIRA先生のはず。もっちんはアレか!?黒い覆面してるやつか!?
と思ったら違いました。
もっちん、いないらしい。え、あれじゃないんだ。
「大事な試合に遅刻とは何事!とんだバカ息子ですわね!親の顔が見てみたいわ!これで本当に来なかったら貴女にリングにあがっていただきますわよ、お母様!」と怒る浩子さん。初心者の私の目からしますと、リング上でマイクをろくに使えていたのはこの人とHGじゃないかと。他の方は、別に、そんなに大して面白い事は言ってないような……。はいすみません、初心者の戯言ですがね。
台詞は、スポーツ紙3つ分資料あるけど見ないで書いてますんで適当。
節子さんの切り返し。「なんて厚化粧でお下品なんでしょう。狂言ではひた面と申しまして、素顔が勝負ですわ」会場、笑い。一人のヤジ「オマエが言うな!」に対し、それよく言ったッ!という風に鈴木夫妻が会場を指差し。
全体的に観客は静かで、常にギャーギャー言ってる感じじゃなかったのね。私としてはコンサートのノリで、叫ぼうが何言おうが自分にしか聞こえないような状態をイメージしていたので(そういうのしか行ったことなかった)、ヤジが明確に聞こえるのは意外でした。いいね。
そして、鈴木氏が、いっそAKIRAでも誰でも来いってんだ!と言い出し、もっちん側の助っ人さんたちが2対1で闘う。
うわ!もしやこれでお茶を濁して最後の最後にもっちん登場か!?けど助っ人さんたちはやられてしまった!

すると、突如ヘリの爆音が会場に響く!会場中を駆け巡るいくつものサーチライト!来たーーー!やっぱこう来たらそう来るかー!期待に応えて、うわああっ、天井から元彌が吊るされて降りてきたーーーー!!!!
会場、騒然。口々にモトヤーと叫ぶ声聞こえましたので私も便乗!
「掛け持ちはしてもダブルブッキングはせぬ!開場前からずうっとここで待っておったわ!」と叫びながら降りてきて、腰の後ろのワイヤ外してもらうもっちん、ぎらぎら。ぎらぎらだ。それしか言えない。袖の大きい青地の着物、しかし地が見えぬほどに金色がかぶさっている。青の烏帽子(なのか?柔らかそうな、頭巾みたいな)にも金色模様。
派手ーーー!!
着物じゃなければゴルチエ系の衣装じゃないかと予想していたのですが、いやいや、着物でも着物を超越してましたね。
てか、ずっとってお兄さん、3時間くらい経ってるはずですが!あんな箱の中で(天井にレールがあり、ぶら下がって移動する形の小さい箱が天井にくっついてました)体育座りでもして待っていたんですか!?けなげすぎて泣ける!
この辺から、もうじっと目は見てるんですけど、脳内での処理がしきれなくて、非常に記憶が曖昧になってきてます。
リングまでの花道を橋掛かりに見立て、ゆっくり進む元彌さん。謡ながらだったかな?そして最後はリングに駆け込みました。
接近して睨みあう両者。
「ちっちゃー!」と叫びまくる我々。
ちっちゃい!ちっちゃいよもっちん!カメラさん苦労したでしょ両者を画面に入れるのに!(ごめんねもっちん)
柔らかく、後ろに曲がった頭巾が、白雪姫と七人の小人の小人の帽子に見えましたもん。
その帽子をポイッと掴んで捨てる鈴木氏。
「もう帰っていいよー!」とハラハラ。
そして着物姿もそのままにファイト開始。ええっ、そのままなのかい!(もしかして、超ギラギラの上着が存在し、それを脱いだかもしれない。入場時のぎらぎらっぷりがその後の姿に比べ異様なほどだった)露出の少ないお方なので、プロレスやるって聞いた時一番ドキドキしたのは肌見せについてなんですよね(や、一番心配なのは怪我ですが)。当然上半身裸!?いやーーん!見たいような見たくないような見たくないような!どちらかというと、そんな神々しいもの直視できないから見たくない!と思っていました。
着物姿よし!
しかも、袖がすごく大きくて(と言っても普通の着物との比較で。狂言の大名の衣装サイズでいえばあんなものだと思います)、それをやたら翻して闘うんですね!避けて振り返る時に、くるりくるりと袖が回るようにするの。腕に絡めたりして。←狂言の動き意識してでしょうか。袖を腕に絡める、ってあるよね。
その袖が翻るのがあまりに華麗で、今やってる大河の方の義経みたいでねー。
「なんか勘違いしてる!」「勘違いしてる人がいる!」「でもカッコいい!」と笑いまくる我々でございました。
もうほんと華麗でカッコよくてウケたよ…!
結構音立てて攻撃受けてました。わわわ、大丈夫なのかい!
そして元彌の攻撃は、心技体揃えて繰り出してそうなのに、無音。
無音だーーーー!あんまないよ、そんな攻撃!
打撃力なさそう…!
鈴木氏の攻撃受けて倒れるもっちん。鈴木氏、砲丸投げの予備動作のようなポーズ。うちらの後ろから「ケンゾー調子に乗ってんじゃねえ!なんだそのポーズ!」とびっくりするよーなヤジ。
当然、鈴木選手の方がファンいるに決まってるわけじゃないですか。だから私、元彌さんに対しブーイング起きたり、引っ込めー的雰囲気になったらどうしようと思っていたんですよ。でも、超逆だった。ワザが決まれば「おおー」と声起きるけど、明確にケンゾー選手を応援する声って私は少なくとも聞かなかった。そしてもっちんへのヤジも聞かなかった。世間からはヤジられのモロに対象であるもっちんに対し、ど素人なプロレスに対し、筋書き、楽しみ方のルールをちゃんと『わかっていて』、お約束に沿って皆で行動してる感じでした。ハッスルファン。悪意のヤジがあってもおかしくないのに、全然!むしろこの場なら悪意とすら思われないかもしれないのに。全体によわっちいへなちょこもっちんを応援でしたよ。いやもしかしたら私の周囲だけかもしれないけどさぁ。
鈴木選手の片膝の上に仰向けに寝かされて、背骨を思い切り反らされるもっちん。今にして思えば、結構反ってたような…!大丈夫か!
それが何秒も続くと、「仕込みか!?」と思うくらい大きな声で迅速に元彌コールが起こり広がりました。
そこからどうやって抜けたかは忘れました。AKIRA先生とかが乱入助っ人したんかな。
そしたら浩子さんも乱入してきて、元彌に目くらましのお白粉を投げつけたら、元彌が避けたもんだから夫に誤爆!目が見えないところに元彌が声かけて、ワザ繰り出したらそれが妻に誤爆!これが戦略ってやつか!もっちん卑怯なり!
んで「ごめん!」みたくオロオロしてる間に、もっちんはコーナーの棒に上り、ここで着物の片肩を脱いだんかな?鈴木氏の肩に飛び乗って、例の空中元彌チョップ4連発。
またの名を『ぺちぺち』。
またの名を『肩車駄々っ子』。
S谷さんによれば『観客に手を振っている』かと思ったそう。
それほど打撃力の低そうなチョップで倒れる鈴木氏!押さえ込んで、しゅうーりょー!
うわああ!勝つんか!元彌が勝つんか!
すごいよ、ファイティングオペラ!
この時初めて私はハッスルがいかなるものかを知りました。


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