思いつき日記
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2001年12月12日(水) 無題

#夏目漱石『行人』「兄」より

>自分は女の容貌に満足する人を見ると羨ましい。女の肉に満足する人を見ても
>羨ましい。自分はどうあっても女の霊というか魂というか、いわゆるスピリットを
>攫まなければ満足が出来ない。


なるほどなーと思う。
私は今までそうだった気がした。
さらに、悪い事に自分から種を蒔いておいて、すっかり忘れた頃に
夢中になられていたってのが一番悪いパターンの気がする。

話は飛んで、今日いきなり、お見合いの話が来たのだけどと母に言われた。
婿に来てくれということらしい。
なんでも年上で、農家の娘さんらしい。

なんだか、こんな話が来るなんて…と愕然とした気分になった。
よく考えれば私ももう27歳来年4月で28歳。
そろそろ適齢期になってきてしまったということなのだろうか?

母親は私が結婚にまったく見向きもしないので、とくとくと話して聞かせる。
他人の例を出したり、タイミングの問題を説いたり。

よく分からない。
一人で寂しく人生を送る事の怖さ。
他人と一緒に生きてゆくことの大切さ。
人並みに子供を育ててゆく事の大切さ。
自由から束縛への転換においてしまった自分。


ドン |MAILBBS

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