思いつき日記
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偶然に偶然が重なって何かが生まれる。 そんな奇跡に乾杯。
何かを必要としている時、アンテナを張り巡らせているわけではないのに、 あたかも偶然のように向こうから来るということがままあるように感じられます。
私が就職を決めた時の話でも。
普通の大学生は3年生の終わりくらいから就職活動をします。 しかし、私はまったく就職活動をしていませんでした。前にも書いていた通り、 大学4年の時は一歩間違えれば引きこもり、ってな具合まで自分を追い込んで いました。私は何がしたいのか?自分を見つめなおす…夜明けまで 考えて…そして、何も思いつかないまま仕方なく公務員試験受けたり。 もちろん落ちました。(当然ですね。まったく勉強していないのだから)
ある日とんでもなく、途方も無い事業計画を思いつき、家族を言いくるめるには まったく隙の無い計画を練り上げていました。もちろん私の理論には誰もケチを 付けることは出来ず、出来るものならやってみろと大方容認されてました。 ただただ時間ばかり過ぎていきました。私もこの途方も無い計画を実現するべく 理論の勉強に励んでいました。もちろんなんのコネ・人脈・金もない当時の私に 実現できるのか否かと考えれば考えるほど無理と言う結論は出ていましたが、 どうしてもあきらめることが出来ずとうとう2月になっていました。 あと1ヶ月で卒業という時期に当たります。
もう実家にも帰ってきてこちらで何をしようか?どうすれば実現できるのか? 終わりの無い無限ループ、考えの堂々巡りを繰り返していました。
ある日、こんな悶々とした私を母が買い物に連れ出しました。 (まあ、気分転換になれば&重量物を買うので重いからだったらしいですが) 2軒目くらいにはもうこれでいいか、という物が見つかっていたにもかかわらず なぜか、その日に限って慎重と言うか、厳選というか、もう6軒目。 いいかげん母も疲れたらしくこれに決めよう、あれにしようと適当モードに 入っていたにもかかわらず何故か妥協をしない私。 そして今は無きあの運命の店屋さんへ車を向かわせていました。
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