「菌」「賠償金あるだろ」原発避難先でいじめ 生徒手記(朝日新聞 2016.11.16)福島第一原発事故で福島県から横浜市に自主避難した中学1年の男子生徒(13)が、いじめを受けて不登校になった問題で、男子生徒の代理人弁護士が15日、生徒の手記を公表した。「賠償金あるだろと言われ、抵抗できなかった」などと心情をつづっている。市教委は学校の対応の遅れを陳謝した。 記者会見した黒沢知弘弁護士によると、手記は小学6年生だった昨年7月に書かれたもの。いじめで子どもが亡くなるという報道があることから、「いじめがなくなってほしい」「多くの子どもたちに少しでも励みになれば」と男子生徒自身が公開を決心したという。 生徒と家族は東日本大震災後の2011年8月に福島県から横浜市に自主避難。直後から転校先の市立小学校で、名前に「菌」を付けて呼ばれるなど、複数の児童からいじめを受け始めた。 「ばいきんあつかいされて、ほうしゃのうだとおもっていつもつらかった。福島の人はいじめられるとおもった。なにもていこうできなかった」。手記は当時をそう振り返った。 市教委の第三者委員会の調査によれば、小学5年の5月、加害児童ら10人ほどと遊園地やゲームセンターなどに行くようになり、遊興費のほか、食事代や交通費も含めて1回5万〜10万円の費用を10回近く負担した。児童2人に、一緒に遊ぶためのエアガンを買ったこともあった。男子生徒は親の現金を持ち出していた。黒沢弁護士によると、総額150万円に上るという。 「お金もってこいと言われたときすごいいらいらとくやしさがあったけど、ていこうするとまたいじめがはじまるとおもってなにもできずにただこわくてしょうがなかった」「ばいしょう金あるだろと言われむかつくし、ていこうできなかったのもくやしい」 事態に気づいた複数の保護者が同月中に、男子生徒と金品のやり取りがあるようだと学校に連絡した。同月末には男子生徒の保護者が「帽子がなくなった。隠されたのではないか」と学校に問い合わせた。 学校も調査を始めたが、生徒はこう書いた。「いままでいろんなはなしをしてきたけどしんようしてくれなかった」「なんかいもせんせいに言(お)うとするとむしされてた」 黒沢弁護士によると、生徒は小学校を卒業し、今はフリースクールに通う。「いままでなんかいも死のうとおもった。でも、しんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた」。心境をそう書いている。 ◇■被害生徒の手記(抜粋)「(加害側の)3人から…お金をもってこいと言われた」「○○(加害側の名)からはメールでも言われた」「人目がきにならないとこで もってこいと言われた」「お金もってこいと言われたとき すごいいらいらとくやしさがあったけど ていこうするとまたいじめがはじまるとおもって なにもできずに ただこわくてしょうがなかった」「ばいしょう金あるだろと言われ むかつくし、ていこうできなかったのもくやしい」「○○○(加害側の名) ○○(加害側の名)には いつもけられたり、なぐられたり ランドセルふりま(わ)される、かいだんではおされたりして いつもどこでおわるか わかんなかったのでこわかった」「ばいきんあつかいされて、ほうしゃのうだとおもっていつもつらかった。福島の人はいじめられるとおもった。なにもていこうできなかった」「いままでいろんなはなしをしてきたけど (学校は)しんようしてくれなかった」「なんかいもせんせいに言(お)うとするとむしされてた」「いままでなんかいも死のうとおもった。でもしんさいでいっぱい死んだから つらいけどぼくはいきるときめた」 ◇ 〈いじめ問題に詳しい教育評論家・武田さち子さんの話〉 いち早くいじめと認識し重大事態として調査すべき事案で、いじめ防止対策推進法への認識が不十分だ。「お金を渡せばいじめられない」と考えてしまう被害者の立場に立って対応する姿勢が不可欠だった。福島から来た子どもたちがいじめられやすいことは各地で話題となり、気をつけなければいけないこともわかっていたはずだ。「放射能がうつる」「自主避難者が多額の賠償金をもらっている」などと間違ったことを大人たちが口にしたことが、加害児童に伝わった可能性もあり、その責任も忘れてはいけない。この日記で虐めに関して書くときにいつも言っていることですが、暴力をふるわれてお金まで脅し取られていたというのを大人が同じ行為をやれば傷害罪や恐喝としてとして逮捕されることもあるのに、それが子供だとすべて引っ括めて虐めという簡単な言葉で処理されてしまうのはおかしいです。まずは、この考え方から変えなければダメでしょう。そして、この福島からの避難者の子供が虐めにあうのはマスメディアの不安を煽る報道や山本太郎や上杉隆や岩上安身など放射能デマでお金儲けしている大人たちや原発事故で亡くなった子供は居ないのに福島の子供たちの葬儀デモを行った反原発団体や東北の震災瓦礫の焼却処分受入を表明した大阪などで、東北の瓦礫を受け入れれば放射能汚染される病気になると騒いだ反原発団体などなどの愚劣極まる振る舞いからも見ても、それが子供にも伝わっていくのは充分に予測できていたことでしょう。朝日新聞をはじめとした新聞にテレビに雑誌も、ちゃんとした情報を積極的に伝えようとはせず、時にはデマを利用してまで散々放射能の不安を煽りまくってこの5年半「福島いじめ」をやっていた風評加害者の立場なのに福島から避難した子供が虐められているって、どの面下げて報じているんですかね。福島から避難した子供が虐められることに関してはマスメディアや原発事故後に不勉強のまま騒ぎまくった大人たちの影響によるものが大きいのですから、猛省してもらいたいものです。朝日新聞が福島からの自主避難者の子供が「放射能」やら「毒」やらいじめられたっつう記事を得意げに出してるけど、そのいじめの土壌作りにお前らのこういう記事がどれだけ寄与したかって自覚はあるのかね。 pic.twitter.com/0NAt63EY3P— いっちー (@kingsofmetal666) 2016年11月16日 原発事故がなければデマも煽りも起きようがなかった。だが原発事故があっても、デマも煽りもなければ差別も風評も起きようがなかった。事故の第一責任は国や東電にあるとしても、その後に起こったことの責任は我々全てにあります。煽った人、止められなかった人、見て見ぬふりした人、全員当事者。— 竜田一人 (@TatsutaKazuto) 2016年11月16日
朝日新聞が福島からの自主避難者の子供が「放射能」やら「毒」やらいじめられたっつう記事を得意げに出してるけど、そのいじめの土壌作りにお前らのこういう記事がどれだけ寄与したかって自覚はあるのかね。 pic.twitter.com/0NAt63EY3P— いっちー (@kingsofmetal666) 2016年11月16日
朝日新聞が福島からの自主避難者の子供が「放射能」やら「毒」やらいじめられたっつう記事を得意げに出してるけど、そのいじめの土壌作りにお前らのこういう記事がどれだけ寄与したかって自覚はあるのかね。 pic.twitter.com/0NAt63EY3P
原発事故がなければデマも煽りも起きようがなかった。だが原発事故があっても、デマも煽りもなければ差別も風評も起きようがなかった。事故の第一責任は国や東電にあるとしても、その後に起こったことの責任は我々全てにあります。煽った人、止められなかった人、見て見ぬふりした人、全員当事者。— 竜田一人 (@TatsutaKazuto) 2016年11月16日
原発事故がなければデマも煽りも起きようがなかった。だが原発事故があっても、デマも煽りもなければ差別も風評も起きようがなかった。事故の第一責任は国や東電にあるとしても、その後に起こったことの責任は我々全てにあります。煽った人、止められなかった人、見て見ぬふりした人、全員当事者。