「狂信的な官僚集団…」民主・小西氏が発言し謝罪 参院予算委(産経新聞 3月20日)20日の参院予算委員会で、質問に立った民主党の小西洋之氏が「狂信的な官僚集団」などと発言し、謝罪に追い込まれる場面があった。 小西氏は集団的自衛権の行使を容認する昨年7月の憲法解釈変更の閣議決定について「安倍晋三首相が行ったことは法令解釈ではない。日本の法秩序を根底から覆すクーデターだ」と強調。追及の中で「憲法を何も分からない首相とそれを支える外務官僚を中心とした狂信的な官僚集団…」とも言い放った。 直後に岸宏一委員長から「発言中に不適切な言質があるとの指摘があった。十分気をつけて発言をお願いしたい」と注意され、小西氏は「日本の法の支配を思うあまり不適切な発言があったらおわびしたい」と述べた。 質問中の小西氏からたびたび指された首相は、「レッテルを貼ったり、誹謗(ひぼう)中傷をする場所ではない。相手を指したりするのはお互いやめた方がいい」と諭した。 憲法に詳しいとされる小西氏は、これまでも国会でたびたび首相の憲法観を追及し、首相は「クイズのような質問は生産的ではない」などと指摘してきた。これ見てましたけど、思い込みというか妄想に近い言葉で質問と言うより批判のオンパレードで低レベルで酷すぎましたよ。小西議員を見てるとネットで陰謀論とか妄想や誹謗中傷を垂れ流している素人がそのまんま議員になってしまったタイプみたいだと思っちゃうのですが、民主党の中にも優秀な議員が少しは居るのに、先日の田中直紀議員といい質問者にどうして酷い議員を選んでしまうのか、人選の優先度が分かりません。「何を言っているか分からない」と安倍首相 田中直紀氏の“質問”に苦言(産経新聞 3月18日)◆無差別テロ体験、語り継ぐ…地下鉄サリン20年(読売新聞 3月20日)歴史に関して「もしも、あの時こうしていれば」と言っても仕方がないことだとは思いますが、過去、この日記で何度も書いてきましたが、坂本弁護士一家が行方不明になったとき、TBSがオウム真理教にオウム教団と戦う坂本弁護士の取材内容テープを見せていたことを隠さず素直に言っていれば、オウムによる拉致と断定され強制捜査され逮捕者が続出し、教団が壊滅状態になっていたでしょうから、その後に起こった凶悪なテロ事件である松本市や地下鉄でのサリン事件は起きていなかったんじゃないかと私は思っています。坂本弁護士一家殺害事件は、20年以上前の事なので詳しく知らない人もおられると思うので、事件の経緯を簡単にご説明します。1989年にオウムに対し訴訟をしていた坂本弁護士をTBSが取材。TBSのプロデューサーが、オウムから要求され、その取材VTRを見せたことにより、 オウムは坂本弁護士を危険と判断し一家(赤ちゃんを含む)を拉致し殺害しました。TBSは取材源の秘匿というジャーナリズムの原則に反しただけでなく、間接的とはいえ、坂本一家殺害のきっかけを作ったのです。しかも、坂本さん一家が行方不明になり騒がれていた時も、TBSは知らぬ存ぜぬの姿勢でオウムを取材報道し続けて、地下鉄サリン事件後の1995年に日本テレビがこの事実をスクープするまで隠蔽していました。悪質なことにスクープ後も、しばらくの間は事実誤認と否定していたのです。その後、逃げ切れなくなったTBSはビデオを提供したことを認め謝罪するに至ります。オウム真理教はサリン事件ばかりが振り返られますが、20年の節目の年だからこそ凶悪化する原点とも言える坂本弁護士一家殺害事件も振り返るべきだと思うのですが。ただ、オウム真理教に関しては、TBS以外にも罪深い部分はあるんですよね。地下鉄サリン事件を起こす前までは、今の若い人達には信じられないかもしれませんが、麻原彰晃らを各局のバラエティー番組などに出演させたりして面白おかしく扱っていたんですよね。ちょっと不気味で親しみのある面白い人達のいる組織風な印象を視聴者に与えていたことで、それによって信者が増えて巨大な組織になっていき、メディアは自分たちの味方であると勘違いしたことも、裏では過激な行動を起こすように繋がっていったんですよね。そんなテレビ局がオウムの扱いを反省して謝罪コメントなり見解を発表したのを見た記憶はありませんし、そしてテレビ局は過去にオウム真理教の広報的役割を果たしたように、20年後の現在はISILの広報的役割を果たしどんどん映像を流しているので、TBSにしろ他のテレビ局にしろ新聞社にしろマスメディアが一番反省と教訓を生かさない企業なんだと実感しますね。