<民主代表選>新代表に岡田氏選出 決選投票で細野氏制す(毎日新聞 1月18日)海江田万里代表の後任を選ぶ民主党代表選は18日、東京都内のホテルで開かれた臨時党大会で投開票され、岡田克也代表代行(61)が細野豪志元幹事長(43)と長妻昭元厚生労働相(54)を破って新代表に選出された。事前に行われた党員・サポーターと地方議員の投票結果は細野氏202ポイント、岡田氏199ポイント、長妻氏94ポイント。党所属の衆参両院議員と次期参院選の公認内定者の投票結果は細野氏96ポイント、岡田氏95ポイント、長妻氏74ポイント。合計で298ポイントを獲得した細野氏が1位、294ポイントの岡田氏が2位、168ポイントの長妻氏が3位となり、過半数を獲得した候補者がいなかったため、上位2氏が決選投票に進んだ。 決選投票は国会議員と公認内定者によって行われ、岡田氏が133ポイントを獲得し、細野氏の120ポイントを上回った。この顔ぶれなら岡田氏と細野氏との一騎打ちになるしかなかったわけですが、大方の予想通りに岡田氏が新代表に決まりました。なんと言いましょうか、細野氏ならばまだ野党再編などで民主党復活のチャンスや、野党への風が再び吹く可能性もあったのですが、野党再編に抵抗があり、頑固で融通の利かない岡田氏が代表になったことで民主党の再浮上は無くなったのは確実でないかと思います。なによりも岡田氏は辛気臭くて見た目も悪いことで人気も出ないでしょうから。岡田氏の不人気を証明するものとして、岡田氏は以前にも代表をしていましたが、その時の選挙も惨敗でしたからね。党員・サポーターと地方議員の投票では細野氏が勝っていたのは、この人達の方が民主党の危機を理解していたと言えるのではないでしょうか。しかし、民主党議員は最初は細野氏が1ポイント差ながらリードはしていたものの決選投票では細野氏で変化よりも岡田氏を選んで守りに入ってしまった。こういうところも民主党が与党時代の失敗などを学んで、党改革が出来ていないところに繋がっているのではないでしょうか。自民党は岡田氏なので戦いやすいと思います。