パリで大規模行進、世界の首脳が参加 仏紙襲撃(CNNニュース 1月12日)フランスで先週起きた連続テロに抗議する大規模な行進が11日、パリ市内で実施され、世界各国の首脳らが参加した。国連の仏代表部によると、参加者数は同国史上最大規模となる370万人以上に及んだ。行進にはオランド仏大統領に加え、キャメロン英首相やメルケル独首相、ラホイ・スペイン首相らが顔をそろえた。対立関係にあるパレスチナ自治政府のアッバス議長とイスラエルのネタニヤフ首相もともに駆け付けた。行進は午後3時にパリ中心部の共和国広場を出発。多くの人がそのまま夜までとどまった。この中には仏イスラム評議会(CFCM)のブバクール会長の姿もあった。参加者らは、事件で襲撃された風刺週刊紙「シャルリー・エブド」の名前を取った「私はシャルリー」というスローガンなどを掲げ、手をつないで歌うなどしてテロへの抗議と連帯を示した。カズヌーブ仏内相らによると、当局は2300人の警官らを出動させ、狙撃手や私服警官、対テロ要員を配置するなど厳戒態勢を取った。なんか上手く言葉で表現できないのですが、このデモに薄気味悪さを感じてしまっています。「私はシャルリー」なんて表明しなきゃいけない空気にしていてこれは同調圧力そのものですし、テロのきっかけは風刺とは言えないようなヘイトスピーチなイラストだったわけで、暴力に反対を掲げるという意思表示よりも普段はヘイトスピーチを含めた人種差別に厳しい欧米の国々が、今回はあの絵を表現の自由や言論の自由として支持していますし、表現の自由を求めるためのデモとしていますが、裏を返せばテロとの戦いを表明しているわけで、こういうことに普段は敏感で否定的な我が国のサヨクほどこのデモに絶賛していることにも違和感を覚えています。しかも、安倍首相がデモに参加しなかったことを批判する声が多く聞かれるわけですが、参加している国は軍事力と集団的自衛権の後ろ盾があるからこそ、テロとの戦いを表明しているデモに参加できるわけです。だって殴られれば数倍にして殴り返せる力があるのですから。しかし我が国は憲法9条に縛られているし集団的自衛権もないので軍事力と言う盾がありません。即ちデモに国家の代表として参加するということは、イスラム過激派からも狙われるし、テロやイスラムの過激派に対しての戦争に参加する意思表示なわけなんですが、フランスでの大規模なデモがテロ行為に反対や表現の自由を求めるだけと勘違いして、憲法改正や集団的自衛権に反対したりヘイトスピーチ規制を訴えている人がイラストに関して否定的な意見も出さずにデモを賛美して、安倍首相が参加しなかったことを批判していることに首を傾げざるを得ません。