本間酒田市長が半年ぶり公務復帰 電子音声で決意語る(山形新聞 11月26日)咽頭部の悪性腫瘍治療で今年5月から公務を離れていた酒田市の本間正巳市長は25日、約半年ぶりに公務に復帰した。腫瘍とともに声帯を切除した本間市長は、機械を喉元に当てて発声する電子音声で「長い間、公務から離れ、市民の皆さんにご迷惑をおかけした」と述べた上で「酒田の発展のため市民、市議会、職員と一丸となって頑張りたい」と決意を語った。 午後1時半ごろ、市役所に登庁し、市議会全員協議会に臨んだ本間市長は「(市議会の)皆さんにとって『こんな市長でいいのか』との自問自答があると思うが、もしやれるのであれば、一緒にやっていきたい」と述べた。市議会側は拍手でその思いに応えた。 記者会見で、復帰を決意した理由について「山形新幹線庄内延伸をはじめ、いろんなプロジェクトを言ってきたが、何も実現していない。市民のためにやろうとの気持ちになった」と説明。体調を見ながら周囲のサポートを受け、徐々に業務量を増やしていく意向を示した。 本間市長は5月12日に入院し、同月下旬に宮城県内の医療機関で腫瘍を切除。その後、山形市の山形大医学部付属病院に転院して放射線治療などを受けた。9月中旬に退院し、通院治療を続けてきた。酒田市長辞職勧告案、検討求める 市議会第3会派、他会派は同意せず(山形新聞 12月17日)頭腫瘍の手術で声帯を失い、機械を喉元に当てて電子音声で会話している酒田市の本間正巳市長に関し、市議会第3会派「市民の会」は16日の議会運営委員会で、市政への影響が懸念されるなどとし、本間市長の辞職勧告決議案を検討するよう求めた。「声が聞き取りづらい」との論旨で根拠が不明瞭なことから、他会派は同意せず、市議会として提案しないことを確認した。 「市民の会」所属の武田恵子委員が「全国市長会や県との折衝で意思が十分に伝わるのか。市長答弁の趣旨確認や補足説明が必要になる」などと述べ、決議案提出の検討を要望した。これに対し各会派は「今、この問題を取り上げる必要はない」「同意はできない」と回答。後藤仁委員長は「復帰したばかりの市長には粛々と業務をしてほしいとの思い」と総括し、提案を退けた。酒井市議会「市民の会」の関井美喜男会長のblog16日に市長への辞職勧告検討の話題|◇◆◇日記帳◇◆◇ 風も強く午後からは雨も降る寒い1日となった。 議会の方は、今日から一般質問が始まり、6人の議員が質問に立った。新人議員が多かった事もあり、新たな視点での政策提言もあったりと、実現するかどうかは別として、新鮮な感覚は大事であると感じた。 本会議終了後の議会運営委員会において、我が会派「市民の会」として、「市長の辞職勧告決議について、議会として検討すべきではないのか」との意見を提出したところであが、休憩して各会派に戻っての協議をする事も無く、他の会派は検討の必要なしとの意見でその場で集約されてしまった。 勿論、辞職勧告決議を提出したいとの意向ではなく、議会として検討すべきとの主張であったが、それすら議会運営委員会の中で認めて頂けなかったものである。 少なくとも、復帰後の市長の映像が流れた事により、市民の皆様の中には「大丈夫なのか」「市長として公務が可能なのか」と言ううご意見は日を追うごとに大きくなっているのは事実であり、そうした市民の声に対して議会として何も対応していないと言う事は許されるものではないと考え、我が会派の総意として意見を申し上げたところであるが、ご理解頂けなったのである。 我々議員は、情緒的な感情の議論ではなく、酒田市にとってどうなのか、真に市民のためになるのかと言う一点で判断すべきであり、検討することや議論する事すら認められないと言うのであれば、議会の存在意義さえ否定してしまう事になりかねないと思っている。 後は、こうした状況であることを市民の皆様がどう思うのか、自分は本当の優しさとは、時に厳しく残酷に思われる事もあると思っている。市長は自民党系で辞めろと言っているのは民主党系会派だそうですけど、病気や障害を負った人の社会復帰や雇用の改善を訴えていくべき議員の側が社会復帰をサポートすることを市民にアピールすることよりも簡単な方法を選んで辞めさせようとするのはどうなんでしょうかね?感情論よりも政治家がこんな差別的な方法を選んだことにドン引きしたんですけど。