民放へ選挙報道の中立公正求める文書…与野党(読売新聞 11月27日)テレビ東京の高橋雄一社長は27日の定例記者会見で、自民党から選挙報道の中立公正を求める文書が届いたことを明らかにした。 高橋社長は「公示前に届くのは珍しい。野党からも届いているが、文書をもらったから(選挙報道を)気をつけろというものとは受け止めていない」と報道の自律性を強調した。 同様の文書は、与野党から他の在京民放キー局にも届いており、各局とも自主的に報道の中立公正確保に努める方針。一方、NHK広報部は「個別の件について回答しない」としながらも、選挙報道については放送ガイドラインで「正確な取材と公正な判断によって自主的に行う」方針を掲げているとした。選挙報道「公正に」 自民、テレビ各社に要望文書(朝日新聞 11月27日)自民党が在京のテレビキー局各社に対し、衆院選の報道にあたって、「公平中立、公正の確保」を求める文書を送っていたことがわかった。街頭インタビューなどでも一方的な意見に偏ることのないよう求めるなど、4項目の具体例を挙げている。識者からは報道の萎縮を懸念する声も上がっている。 文書は萩生田光一・筆頭副幹事長と、福井照・報道局長の連名で20日付。過去の例として、「あるテレビ局が政権交代実現を画策して偏向報道を行い、それを事実として認めて誇り、大きな社会問題となった事例も現実にあった」と指摘。そのうえで、出演者の発言回数や時間などは公平を期す▽ゲスト出演者などの選定についても公平中立、公正を期す▽テーマについて特定政党出演者への意見の集中などがないようにする▽街頭インタビュー、資料映像などでも一方的な意見に偏らない――などを「お願い」する内容だ。 在京民放5局は27日、朝日新聞の取材に対し、自民党からこの文書を受け取ったことを明らかにした。そのうえで、これまでも選挙の際には自民党だけでなく複数の党から公正中立を求める文書が来たこともあるなどとして、「これまで同様、公正中立な報道に努める」(TBS)などとコメントした。NHKは「文書が来ているかどうかを含めてお答えしない」とした。 テレビ東京の高橋雄一社長は27日の定例会見で、「こうした要請はこれまでの選挙でもいろんな党から来ている」と話し、「構えたり、萎縮したりすることはないか」との問いに、「全然ないですよ」と答えた。一方でキー局の報道幹部は「これまでとの比較は難しいが、過去の『偏向報道』を持ち出すなど圧力も感じる」と話した。選挙のたびの恒例行事みたいなものなのに、しかも、与野党各党が報道に関しての要望書を提出しているのですが、朝日新聞や毎日新聞など左派系メディアは、自民党が報道圧力を加えたかのような印象を与える見出しや記事になっています。それにまんまと釣られてバカなおサヨク様がTwitterなどで「安倍のファシズムが〜」とか騒いでいていつも通りなパターンです。これまで要望書の件は報道すらしなかったのに、今回だけはわざわざ自民党の印象を植え付けて記事にしたのは、ちょっとでも政権に対してマイナスのイメージを有権者に植えつけたい意図が丸出しですね。だいたい「自民党が選挙報道に注文し圧力を加えている」としたいのでしょうが、こういう報道が出てくる時点で圧力としての機能すらしておらず影響力なんてないでしょ。まあ、朝日や毎日が意図的にミスリードさせるような見出しで記事にするあたり、普段から公正中立な記事を書いてないってことがよく分かりますよね。語るに落ちるとはこのことではないでしょうか。だいたい公正中立な報道なんて不可能に近いですし、朝日、毎日、東京新聞なんて露骨なほど分かりやすく反自民なのですから、アメリカの大手メディアのように「うちの新聞社は民主党を支持しています」なんてハッキリと報道スタンスを明らかにする方が受けて側も趣旨選択できてスッキリとしますよ。◆選挙での「白票」を「社会を変える力がある」とミスリードする謎の集団「日本未来ネットワーク」のサイトが突如出現(BUZZAP! 11月27日)公示を間近に迎えた衆議院議員総選挙。ここで突如「白票」に「今の社会を変える力があります」と主張する妙に洗練されたサイトが登場し、憶測を呼んでいます。黙ってないで、NO!と言おう。 日本未来ネットワーク(魚拓)白票を投じるようミスリードする謎の集団「日本未来ネットワーク」このサイトを作成したのは「日本未来ネットワーク」を名乗る集団。「黙っていないでNOと言おう。」のキャッチコピーの下、投票したい候補者がいなかったら「白票」を投じようと呼びかけています。まず前提として、白票には全く意味がありません。候補者以外の名前を書いたり判読できない票と同様に無効票として扱われるため、棄権と同様、候補者の当落には一切関係ありません。しかしこのサイト上では入れたい候補がいないとき、誰に入れてわからないときは棄権せず、”誰もいないよ!”と言いましょう!その思いを白票に込めて投票しましょう!その声は、きっと政治家達に、権力者達に伝わります。そして彼らはその声に配慮せざるを得なくなります。と主張。あまりにも無茶過ぎる発想に唖然とする他ありません。システム上無効票でしかない白票にどのような効果が期待できるというのか納得できる説明はなく、ここで述べられているのは希望的観測以上のものではあり得ません。例えば今年3月に行われた大阪市長選挙では投票総数の1割を超え、2位候補の得票数の2倍近い45098票もの白票が投じられました。しかし再当選した橋下徹氏は「白票が多かったのは、メディアの責任だ。皆さんも反省してほしい」と述べて自らの責任とは考えておらず、政策にも大きな変更はありません。(以下省略)この謎のサイトは「投票したい野党が無いなら白票」としている辺りに与党有利を狙った与党支持者が作ったサイトなんでしょうかね。ただ、白票は意味がありません。候補者にとっては誰に対してNO!の白票なのか分からないのですから意識のしようもないわけで、政治運営への影響もなく無視されるだけです。