ネット上では賛否両論まで飛び出す「ALSアイスバケツチャレンジ」の伝播力(ダイヤモンドオンライン 8月25日)みんなの党・浅尾代表、氷水かぶった 次に安倍首相指名(スポーツ報知 8月23日)みんな・浅尾代表が首相を氷水指名したことに批判出る(アメーバーニュース 8月25日)元自衛隊空幕教育課長の石井よしあき氏が、ALS研究支援のために頭から氷水をかぶる「アイスバケツチャレンジ」をみんなの党・浅尾慶一郎代表が安倍晋三首相を指名したことにツイッターで苦言を呈した。 石井氏は世界的な動きとなったこの運動に水をさすつもりはないとしながらも「首相指名は如何なものかと思います。米国国務省が外交官の参加を禁じたように高位高官の参加は避けるべきです。首相は個人的に1万円寄付すれば良いのでは」とツイートした。みんなの党の浅尾氏が安倍首相を指名って、どう考えても嫌いな人へのあてつけとしか見えませんでしたからね。どうせなら誰か鳩山由紀夫を指名したらいいのにと思います。ぽっぽなら目立つの好きだから喜んでやるし多額の寄付もしてくれることでしょう。アイスバケツリレーはALS(筋萎縮性側索硬化症)のことを考えたり理解が進んだり寄付が集まるきっかけになることは良いと思うんです。ただ、何事も難病への理解や寄付を含めた支援はその先も継続することが大事なのですが、今回のようにワッと広がるブームだと一過性になって終息しちゃいそうなので、その先もちゃんと考えて継続的に寄付での支援をお願いしますよ。と思うわけです。ただ、日本の場合は24時間テレビのときのその時だけ考えてみる的な昔のホワイトバンドのような感じで、あっという間に終わってしまいそうなんですよね…。それに、寄付も含めた支援て自発的に行うものであって、誰かに指名されて促されてやるというのも少し違和感があります。例えば先輩が後輩に一気飲みを強要して注目も集まるから断りにくい空気がある同調圧力みたいなところが。そんな中で見た俳優の金城武さんの言葉が素敵だと思いました。俳優・金城武さんの「アイスバケツチャレンジ」が男前すぎると賞賛 / 「指名はしない」「“チャレンジ” は必要ない、あなたの心からの思いやりを」(ロケットニュース 8月22日)ここ数日でにわかにホットな話題となった「アイスバケツチャレンジ」。これは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病を支援するチャリティーの一環として行われているもので、世界中で多くの著名人が参加している。先日、俳優の金城武さんも指名を受けたそうだ。イケメン俳優の挑戦を知り、「水もしたたるいい男っぷりを見たい!」と、大きな期待が集まった。そして、金城さんのチャレンジ動画「金城武為漸凍人之冰桶挑戰」が公開されたのだが……その動画に添えられたメッセージが「男前すぎる」と大きな感動を与えている。・金城武さんによるアイスバケツチャレンジ金城さんが動画を公開したのは、2014年8月20日のこと。金城さんはバケツではなく、除湿機のタンクに溜まった水を使って、アイスバケツチャレンジを行った。イケメンが、ザバーっとかぶる様子はそれだけで絵になる。ビョショ濡れの金城さんの姿にキュンキュンしたファンも多いようだが、賞賛を集めたのは動画につけられたメッセージだ。・動画のメッセージ動画には中国語で、“「この活動によって、多くの人がALSという難病に関心を持ちました。それはとてもいいことだと思います」に始まる金城さんのメッセージが添えられている。“「でも善行が “挑戦” でないことを願います。また “いっときの流行” でないことも願います」「ALSだけでなく、より多くの弱い立場の人々が支援と協力を得られますように」そして、「ここに私の支援の意志を表明します」というテロップにあわせて、氷水をかぶると、動画は以下のメッセージで締めくくられた。“「でももう誰も指名はしません。この動画を見た人が自発的に社会に関心を持ち、温かい行動をとってくれますように」「チャレンジは必要ない。身の回りにいる助けを必要としている弱い立場の人々に、あなたの心からの思いやりが届きますように」 ・ネットの声金城さんの動画が公開されると、多くの人から共感や感動の声が寄せられた。その一部を紹介すると……「カッコよすぎる……!」「私も金城さんの言葉に賛成です!!」「お祭り騒ぎは見飽きていたところなんだ」「彼の行動には誠意がある」「クッソ、なんでこんなに男前なんだよ!」「頭の上から足の先までカッコイイ……」「心もイケメン」「こんなの反則だろ……ッ!?」「結婚して! 今すぐ!!」・賛否広がる活動アイスバケツチャレンジが、世界的なブームとなって以来、多くの寄付が集まり、「多くの人がALSを知るきっかけになった」と評価する声もある。一方で、「ただのお祭り騒ぎだ」「ALSをオモチャにしている」と、不快感を示す声も。金城さんのメッセージは、ものすごいスピードで広がりを見せる一連の流れに、一石を投じたと言えるだろう。動画にあるように、チャリティーは「挑戦」ではない。ALSへの関心が、一時の流行に終わらないことを願うばかりである。金城さんの仰るように、これをきっかけにして他の難病にも目を向けてほしいものですね。