「金目」発言、タイミング最悪…批判と動揺と(読売新聞 6月17日)東京電力福島第一原発事故の除染で生じた汚染土などを保管する中間貯蔵施設建設を巡り、石原環境相が「最後は金目でしょ」などと発言したことについて、福島県では、同県の自民党県議の代表者が17日夕、急きょ上京して石原環境相に直接、抗議するなど批判が高まっている。 環境省でも「地元との交渉が本格化する矢先だっただけに、最悪のタイミングだった」(同省幹部)と動揺が広がっている。 福島県の佐藤雄平知事は、17日開会の県議会本会議で、「住民のふるさとを思う気持ちを踏みにじるものであり、誠に遺憾」と強い口調で批判。同県の自民、民主・県民連合、ふくしま未来ネットワーク、共産の県議会4会派は、議長名で石原環境相に「住民の尊厳を踏みにじるもの」として抗議文を郵送することを決定した。 これとは別に、自民党県連の幹事長の杉山純一県議が上京して石原環境相と面会し、「断固として抗議する。住民や県民との信頼を早急に回復されるよう強く求める」とする抗議文を提出した。石原環境相は「最後は誠意を示さなければいけないという趣旨だった」と釈明、「本当に申し訳ない」と陳謝した。ついに失言が出たかという感じですね。父親同様に失言が多いので本来は環境相に限らず大臣に起用すべきでなかったんです。確かに最後にはお金も必要となる話ではありますが、言い方も発言のタイミングも最悪です。被災者の気持ちに寄り添い信頼関係を強めていかなければならないのに、それが理解できていません。そして、安倍政権のミスを待ってましたとばかりに野党も追及します。ただ、民主党は政権時代に前科がありますからね…。2011年、当時の震災復興担当大臣だった松本龍氏が村井宮城県知事に対して「知恵出さないところは助けない」と発言し、取材している記者達に「これはオフレコ、書いた社は終わりだからね」と脅したことがありました。あと、ネットで福島に心ない言葉をぶつけている人達が、石原氏の発言を叩いているとお前が言うなという気分になります。本音が出てしまって福島県民に不信感不快感を与えてしまった以上、交渉がスムーズに進むのは難しいんじゃないでしょうか。