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2014年03月31日(月) 笑っていいとも最終回

いいともファン アルタ前で別れ惜しむ…キャンセル待ちのファンも(デイリースポーツ 3月31日)
タモリ「いいとも!」放送後、楽屋でくつろぐ 集結ファン大声援に笑顔で手を振りお別れ(デイリースポーツ 3月31日)

32年間続いた『笑っていいとも』が今日をもって最終回を迎えました。

月曜日から金曜日の帯と日曜日の増刊号で、

老若男女どの世代の誰しもが見たことない人は居ないんじゃなんかと思う

国民的な番組だったのではないでしょうか。

今日のお昼の最終回、月曜日から金曜日まで司会を32年間勤めたら、

いろいろと思い巡らせることもあるはずなのに、

タモリさんは感極まることも無くしんみりすることもなく、

いつもどおりの感じで終わらせて明日も続くかのように番組を閉めたのは、

なかなか出来ることではないなと感心しました。

ウィキペディアで、いいともの歴代レギュラー陣を見ていると、

記憶に残っている人、見ていた時期なのに記憶に残っていない人、

こんな人まで出ていたんだな〜と思ったり、

名前を見ても誰なのか分からない人まで、

それらを含めて昔のことを思い出してとても懐かしい気分になりました。

また、まったく見なくなったのが2000年ごろになってからというもの分かりました。

いいともが視聴率を取れなくなったのは、

テレフォンショッキングでの番宣が露骨になって、

友達でもなんでもない紹介が続いていくヤラセが分かりやすくなったことと、

笑いはその場の流れでハプニング的に生まれる要素が高いのに、

いい意味でタモリさんが丸くなってしまったのか、

世の中の流れで当たり障りのない番組にならざるを得なかったのか、

予定調和すぎて生放送特有の毒気を含んだ面白さが陰りを見せたことにあると思うんですよね。

なんだかよく分らない笑いが好きなタモリさん自身、

分りやすくした笑いにしてまでここまで続けたかったのかなぁと、

そんなことさえ考えてしまったのですが、

お昼休みの過ごし方を変えたとさえ言われる番組を

32年間勤めあげられたタモリさんもスタッフの皆さんも本当にお疲れさまでした。










名塚元哉 |←ホームページ