小保方さんの博士論文、参考文献リストもコピペか(朝日新聞 3月12日)英科学誌ネイチャーに掲載された新しい万能細胞「STAP(スタップ)細胞」論文の筆頭著者、理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーが早稲田大に提出した英文の博士論文で、参考文献リストが他の論文と酷似していることが12日わかった。リストは論文の根拠となる文献を示すもので、学位取り消しの検討が求められる状況となっている。 博士論文は2011年2月付。動物の体中から万能性をもつ幹細胞を見つけ出すもので、STAP細胞の論文ではない。章別に参考文献リストがある。たとえば、第3章では本文に引用の印がないのに、文献リストには38件分の著者名、題名、雑誌名、ページが列挙されている。これは10年に台湾の病院の研究者らが医学誌で発表した論文の文献リスト53件のうち、1〜38番とほぼ一致した。博士論文では一部文字化けしている文字があり、コピー・アンド・ペースト(切りばり、コピペ)の可能性がある。リストは著者名のABC順。元論文の38番はPで始まる姓のため、ありふれたSやTで始まる著者名が博士論文にはないという不自然さがあった。 普通の論文では本文で文献を参照した箇所に(1)などの番号を添えるが、図を除いて5ページある第3章の本文にはこのような番号はつけられていない。このため、意味不明な参考文献リストになっている。スゴイ発見だ!と期待したら、思わぬ方向に話が進んでいるわけですが、STAP細胞については、まだ存在そのもが否定されたわけではないので、再検証して事の推移を静かに見守る必要があると考えているのですが、博士論文は完全にアウトですね…。コピペを見逃していた早稲田大学側の審査にも問題があるのではないでしょうか。◆猪木議員いきなり「元気ですかッ!」 国会で大声出し委員長が注意(デイリースポーツ 3月12日)日本維新の会のアントニオ猪木参議院議員(71)が12日午後、参議院予算委員会で「日本の北朝鮮外交について」安倍晋三首相に質問した。 トレードマークの赤いマフラーの代わりに真っ赤なネクタイを締めた猪木議員、質問席に着くといきなり「元気ですかッ!」と大声を上げ、目の前に座る安倍首相、麻生太郎副総理、岸田文雄外相らを驚かせた。 「元気があれば何でもできる。質問もできる」と決まり文句をつないだ猪木議員、「猪木の常識、世間の非常識と申しますので、すみません」と一応は大声を発したことを謝った。 しかし最初の質問、1月の北朝鮮訪問で日本の国会議員団への招請状を受け取ってきたことについての安倍首相の考えをただしたあと、山崎力参院予算委員長に「最初のご発声、元気が出るだけでなく心臓を悪くする方もおられるので、今後は」と注意された。 猪木議員の北朝鮮との外交を尋ねる質問に、安倍首相は、対話外交の必要性を認めつつ、現状の北朝鮮の約束違反に対する国際的な制裁を前提に適切な対応をするよう猪木議員を諭した。 また猪木議員が自らの闘魂外交への感想を尋ねたのに対しては、「人と人を結びつけるのにスポーツや文化の力は大きい。私も子どもの頃、猪木議員とハルク・ホーガンとの対戦に胸を熱くしたことも」とさりげなくプロレスラー・アントニオ猪木を持ち上げるひと幕もあった。 猪木議員は昨年11月、参院議員運営委員会事務局が許可しないにもかかわらず北朝鮮を訪れ、参院懲罰委員会から登院停止30日の処分を受けた。日本維新の会もまた、党員資格と副幹事長職の1カ月停止という処分を下した。 しかし猪木議員は処分の解けた今年も1月13日に訪朝、日本の議員団の訪朝やスポーツイベントの開催などについて話し合ってきたという。「元気ですか!」の絶叫の後に、本題の質問に入る前に長々と力道山の思い出話などをしていたのですが、その時の、安倍首相や麻生氏らの退屈そうな顔が面白かったです。ちなみに猪木氏は絶叫以外には印象に残りませんでした。