やしきたかじんさん死去 64歳 2年前に食道がん公表(デイリースポーツ 1月8日)歌手でタレントのやしきたかじん=本名・家鋪隆仁=さんが今月3日に亡くなっていたことが7日、分かった。64歳だった。すでに近親者のみで密葬を済ませたという。たかじんさんは2012年1月に食道がんを公表し、芸能活動を休止。昨年3月にはテレビ番組に復帰したものの、1カ月半後に体調不良を訴え、再休養していた。昨夜、飛び込んできた突然の訃報を伝えるニュースに驚きを隠せませんでした。『たかじんのそこまで言って委員会』の放送500回記念特番で、「まもなく復帰できそうです。」とコメント寄せておられたので、復帰するものだと思っていただけに。昨年3月に1度復帰された時、痩せてはいましたが癌を患っていたのですから、痩せるのは当然のことと思っていたのですが、本当はもっと深刻な状態だったようです。やしきたかじんさん 食道がん発見時に既に転移 いきなり週3本収録は負担に(スポニチ 1月8日)人間ドックで初期の食道がんが見つかったのは12年1月。すぐにテレビのレギュラー番組出演を取りやめ、休養すると発表。しかし、関係者の話を総合すると、この時すでに他のがんも見つかっており、楽観視できる状況ではなかったという。 同2月には都内の病院に入院し、抗がん剤治療を経て同4月に内視鏡で切除手術を受けた。食道をほぼ摘出し、胃を持ち上げるような形で咽頭と直接つないだが、1週間後に合併症である縫合不全を発症し、再手術。その症状は同じ食道がんを患い、一昨年12月に亡くなった歌舞伎俳優・中村勘三郎さんと重なる部分が多く本人もショックを受けたという。 だが、不屈の精神力で医師も驚くほどの回復ぶりを見せ、昨年3月に関西テレビ「たかじん胸いっぱい」(関西ローカル)の収録で約1年2カ月ぶりに仕事を再開。同時に冠番組2本にも復帰した。 だが、いきなり週3本の収録は負担になったようで、同5月に体力低下を理由に再休養を発表。その後は「万全になってから帰りたい」と今度は慎重に慎重を期し、リハビリに努めていた。関東の人は「やしきたかじん」という人物について馴染みがなくても、関西ではお馴染みの顔なんですよね。本業は歌手ですがテレビが大好きで、テレビ番組を徹底的に研究し、出演者や製作費などで東京キー局が作る番組に敵わないのだから、関西独自色で勝負しなきゃ太刀打ちできないと、ここ数年は『そこまで言って委員会』が注目されていますが、20年ほど前から『たかじんnoばぁ〜』や『晴れ時々たかじん』や『新・たかじんが来るぞ』など、関東じゃ無謀と言われるような企画を考えたり、関東が本音を隠して建前の番組しか作らないところに、「本音をぶつけ合おう」というテレビの常識を覆す番組を関西ローカルで放送してきました。裏では局に対しての凄い圧力などもあったそうですが、自分が批判の矢面に立ち裏で支えるスタッフや出演者を守り、徹底的に抵抗し本音で勝負の姿勢を最後まで貫かれていたのは凄いと思います。だからこそ、番組のレギュラー陣も含めて各界の大物著名人も関西ローカルの番組に出演して、関東の番組では見せない顔を見せて楽しんでいたのでしょう。出演者が気軽に番組に参加されたいた分、たかじんさん自身はかなり神経をすり減らして、それがタバコやお酒の量に繋がっていたのでしょうね。傍若無人なようで繊細な人だとテレビ局に勤める関係者からよく伺っていました。一昨年に1度『そこまで言って委員会』の観覧に行きましたが、たかじんさんでこの番組をもう一度観覧したかったのですが、それが叶わぬことになりただただ残念でなりません。謹んでご冥福をお祈りいたします。