昨夜からBSプレミアムで放送がスタートした『怪奇大作戦 ミステリー・ファイル』オリジナルでは岸田森さんが演じられた牧役は上川隆也さんで、女性がSRI所長だったり、女刑事が出ていたりと女性が多くなり今風になりましたが、子供が見ればトラウマになるグロさと難解なシナリオ、心理の葛藤やエゴによって生まれる狂気、科学を悪用した事件が解決しても救いのない終わり方など含め全体を流れる暗いあのイヤな感じは健在で、数年前に同じくNHKのBSでリメイクされた『怪奇大作戦 セカンドファイル』よりも映像やシナリオなど全体に流れる雰囲気をオリジナルに近づけようという努力があり、ミステリー・ファイルのほうが怪奇大作戦を見てるって感じがして良かったですね。「人間にとって一番の猛毒は“希望”」というセリフも印象深かったです。オープニングのタイトルバックに流れる曲や挿入曲もアレンジされ復活しましたし。私、この曲が好きで携帯電話を買った時に着メロにしようと探したんですが無かったんですよね。全4話だそうですが、4話だからこそ特撮も含め丁寧に作ってくれる感じがして、来週の2話も楽しみです。