ランダムに画像を表示










もくじ過去未来

2013年09月20日(金) 護憲派は、なぜ世界に素晴らしい9条の考えを売り込まないのか。

社民、生活統一会派 10月上旬合意目指す 山本太郎氏らにも呼びかけ(産経新聞 9月19日)

社民党の又市征治党首代行は19日の記者会見で、
参院での生活の党との統一会派結成について、臨時国会召集前の
10月上旬の合意を目指す考えを示した。
「(投票行動を)拘束しないのが前提で、議員個人の活動領域を広げる観点で話し合いを始めている。
10月の第1週ぐらいにまとめなければならない」と述べた。

 社民、生活両党は先の参院選で議席を減らし、3人と2人。
国会での発言力を確保するため、選挙直後から統一会派結成に向け水面下で折衝していた。
無所属の山本太郎、糸数慶子両氏にも参加を呼びかけている。



落ちぶれたもの同士で傷を補い合うわけですね。

今はサヨクにしか相手にされなくなった小沢一郎ですが、

ほんの10年ほど前には真の保守とか言われてましたし、

サヨクからは嫌われていたのが信じられませんよね。


<サンデー時評>私が改憲論者になったのは…(サンデー毎日 9月18日)

(一部抜粋)

◇岩見隆夫(いわみ・たかお=毎日新聞客員編集委員)

私が改憲論者になったのはそう遠いことではない。
それまでは護憲と改憲の間を行きつ戻りつしていた。
護憲論の本陣だった旧社会党はなにしろ主張が非武装中立である。
しかし、実際は武装が着々と進んでいた。
万年野党の旧社会党や共産党にそれを阻止するパワーがあるはずもない。

 ◇「仕掛ける戦争」は放棄だが、仕掛けられたら…
 さて、肝心なのは世論である。これが厄介だ。政党は世論をこわがる。
メディアは気にする。しかし、自民党など改憲派政党が改正草案を示し、
メディアが一応の指針を示しても、世論はほとんど沸かない。
熱っぽい議論にならない。さながら根なし草のように揺れていると映る。
何かの拍子に針が大きくぶれたりするのだ。

 そんななかでも、〈九条信奉論〉が影響力を持っている。
全国的なネットワークが作られ、大衆的な運動として根づいているようだ。
新聞にはPRの全面意見広告が載ったりする。この運動の核になっているのが、
ノーベル文学賞受賞者の大江健三郎さんら著名人が作っている〈九条の会〉で、
折に触れ国民向けアピールをしてきた。

 アピールは単純な話である。九条を広めれば世界は平和になる。
平和国家を標榜(ひようぼう)する平和憲法を世界の各国が受け入れれば、
戦争はなくなり、軍隊は姿を消すという理屈はその通りだが、
そんな絵空事が現実に世界に通用すると大江さんたちは本気で考えているのだろうか。
現に発信元の日本には軍隊がある。見果てぬ夢を追うのは結構だが、
それは宗教の世界であって、政治の目標ではない。

 だが、〈九条信奉論〉を信奉する人が意外に多いのに驚かされるのである。
敗戦の後遺症は百年くらいでは消えないということかもしれない。
先日も、『毎日新聞』に埼玉県の六十代男性の、次のような投書が載った。

〈自民党は新しい憲法草案などで自衛隊を国防軍に変え、集団的自衛権の行使も可能にしようとしている。
日本は軍隊を持って「普通の国」になるべきだという人々もいる。
しかし、たくさんの「普通の国々」でできているこの世界は、
テロや紛争が絶えることがない。

 日本は戦争の苦い経験から平和国家という道を選んだ。
六十八年間一度も戦争に巻き込まれずここまでやってきた。
日本は戦争をしない平和国家であるというイメージを全世界の人々が持っていると思う。
またそれ故に日本という国は信頼されている〉(九月六日付)

この文章を読んで、日本人はどうしてこうも楽天的に、
どうしてこうも自分に甘くなれるのだろうか、とつくづく不思議である。
戦後の日本は何度も戦争に巻き込まれている。朝鮮、ベトナム、
アフガニスタン、イラクなどの各戦争で在日米軍基地は兵たん・補給・発進の機能を担ってきた。
自衛隊が直接武器を持って戦わなかっただけである。
イラクでは現地に行って平和維持活動をした。
日本だけがまったくの圏外にいたのではない。

〈日本は戦争をしない平和国家であるというイメージ〉とは、どういうことだろうか。
戦争を仕掛けることだけは金輪際しない専守防衛国家という意味なら、
正しい。しかし、仕掛けられれば当然防戦、応戦する。
つまり、戦争は〈しない〉のでなく、〈する〉場合があるかもしれない。

投書の後半がある。

〈そこに日本が果たすべき役割があるはずだと思う。
日本国憲法の前文で私たちは「恒久の平和を念願し」、
「国家の名誉にかけこの崇高な理想と目的を達成することを誓う」とうたった。

 私たちは今このことを真剣に考えるときではないか。
日本が平和国家というブランドを失ったとき、私たちはきっと後悔すると思う〉

 日本のイメージ、信頼、役割、ブランド、といったことを筆者は大切に思っている。
大切でないとは言わない。
だが、目の前の、この国・国民の平和と安全をどうするかという
切実な視点がまったく欠落しているのには、驚き入る。私が改憲論者になったゆえんだ。


岩見氏の意見に同意しますね。

けっきょくのところ護憲派の憲法9条教の人達ってリアリティの無い世界観を持った

空想の世界に生きているだけですからね。

9条の理念だけで戦争や紛争が回避できるなら、

我が国が護憲を守り通した60年以上の間に、

真似して取り入れている国が現れていることでしょう。

それこそ、9条を考えたビビリの国アメリカが真っ先に取り入れてることでしょう。

しかし、現実はどうかというと、理念として褒められはしても真似した国は現れない。

取り入れようとして動き出している国も現れていない。

武装中立を謳うスイスだって、

よその国の紛争には参加しないけど売られたケンカは買いますよ」ですし。

人の欲望がある限り戦争はなくならないし、

イスラエルとイスラムの戦いが終わるわけもなさそうなように

宗教もそうですよね。

宗教で巻き起こる紛争が9条で止められるわけもなく。

さらに言えば、9条護憲派の人は国内で9条を守れの運動は盛んですが、

世界にこの素晴らしい考えを売り込むことには力を入れません。

なぜなら鼻で笑われるバカな考えだってのが分かっているからでしょう。

あと、田嶋陽子氏とか福島みずほ氏など典型的なサヨクが

「紛争は話し合いで解決よ〜」ってよく言いますが、

それを言っているあの人達が一番人の話を聞かないし持論を絶対曲げないように、

戦争も紛争もそういうことによって発生しているわけで、

あの人達を見てたら、戦争も紛争もなくならのがよく分かるよねってなります(笑)









名塚元哉 |←ホームページ