みんな、分裂懸念も…渡辺・江田氏の確執深まる(読売新聞 7月27日)みんなの党の渡辺代表と江田幹事長の確執が深まる一方だ。 両氏は26日、国会内で会談したが、野党再編に前向きな江田氏と、当面の再編には慎重な渡辺氏の溝は埋まらなかった。党内では「党が分裂してしまうのではないか」と懸念する声も出ている。 会談は、江田氏が参院選投開票日の21日、民主党の細野幹事長、日本維新の会の松野頼久幹事長代行と会談したことについて、渡辺氏が江田氏に報告を求める目的で行われた。 江田氏は渡辺氏に、3氏の会談について、「自民党圧勝の中で、今後の野党の国会運営をどうしていくかを話しただけだ」と説明し、「一々、代表に報告する必要があるのか」と語った。 渡辺氏は「他党と話をするなら代表に報告するのが筋だ」と反論。会談終了後には記者団に「まだ(参院選の)投票が終わっていない真っ最中に、昨日まで敵味方で争っていた民主党の幹事長と会うのは腑(ふ)に落ちない」と述べ、不快感をあらわにした。菅元首相「党員資格停止」へ、幹事長は大畠氏に(読売新聞 7月26日)海江田氏、求心力が低下…退陣と代表選求める声(読売新聞 7月27日)民主党は26日、参院選後初めて両院議員総会を開き、海江田代表が続投を改めて表明した。 出席者から海江田氏の退陣と代表選実施を求める声も上がったが、海江田氏は否定した。公認を取り消された候補を支援し「党員資格停止3か月」となった菅元首相への処分を巡る混乱も尾を引いており、海江田氏の求心力は急速に低下している。 総会には約80人の衆参両院議員が出席した。海江田氏は冒頭、「2015年春の統一地方選に向け、1年後までに結果が目に見える形が出なければ、代表の立場をお願いすることはない」と述べ、厳しい表情で、少なくとも来年までは続投する意向を示した。その上で、野党再編について「最も大切なことは民主党が中心になること」と述べ、日本維新の会の橋下共同代表が主張する「新しい野党」構想に否定的な考えを示した。維新・橋下代表、辞意表明も慰留受け入れ続投 参院選総括で(産経新聞 7月27日)本維新の会は27日、低調な結果に終わった参院選を総括する執行役員会を東京都内で開き、橋下徹、石原慎太郎両共同代表の続投を確認した。橋下氏は大阪市長の職務に専念したいと辞意を表明したが慰留され、最終的に「これからも全力を尽くす」と続投に応じた。2人を中心に党の立て直しを図るが、東西に拠点がある党運営の在り方や歴史観の不一致など課題は多く、党勢回復につながるかは見通せない。 2時間近くに及んだ執行役員会では、幹事長の松井一郎大阪府知事も辞任の意向を示したが、続投となった。 松井氏らによると、橋下氏は「来年秋に想定される大阪都構想の是非を問う住民投票に専念したい」と、辞意を明言した。これに対し、石原氏らが「みんなで手伝うので汗をかいてほしい」「党に欠かせない存在だ」などと慰留。最終的に石原氏の提案で挙手による多数決となり、結果を橋下氏が受け入れた。参議院選挙が終わってから、野党では社民党の福島瑞穂氏が代表を辞任、そして、民主党は菅直人や海江田氏の処遇問題で揉めて、みんなの党は内部分裂、維新もゴタゴタありと、共産党を除く各野党が内部で揉めているわけですが、見苦しいことこの上ないですよね。あんなの見せてりゃ信頼できる野党が無いってことで、ブレない党の共産党がまた支持を伸ばしかねません。内部で揉めると一旦収まったとしても内部では不満を持ったままの議員も居るわけだから、また何かのきっかけで不満爆発となり揉めるわけで、そう考えると野党は一枚岩になれそうもないと感じるのですが、それでは、この先に自民党が暴走するようなことがあった場合、野党が体たらくなままでは暴走に歯止めがかけられないわけで、だからこそ、谷垣氏の発言を野党各党は噛み締めてほしいものです。野党再編し政権監視を=谷垣法相(時事通信 7月26日)谷垣禎一法相は26日午前の閣議後の記者会見で、自民党が参院選で大勝した理由について「われわれの政策に対する疑念とか警戒感をまとめる存在がどこなのか分かりにくくなっているということがあった」と指摘した。また「どこが軸になって、そういった国民意識を表現していくか。(それが)きちんとないと、議会政治はうまくいかない」と述べ、政権を監視するために、野党が再編し一定の勢力が結集することが必要との認識を示した。