拍手喝采!Perfumeがカンヌ銀賞で驚愕の最先端ライブ(ナタリー 6月21日)フランス・カンヌで6月16日から22日まで開催されている世界最大の広告祭「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」に日本人アーティストとして初めてゲストとして招待されたPerfumeが、昨日6月20日にプレゼンテーションのステージに立ち、日本の最新のテクノロジーととともに圧倒的なダンスパフォーマンスを披露した。この日に行われたのは、Perfumeの海外展開用サイト「Perfume official global website」やホログラフィックライブの演出など、数々のPerfumeプロジェクトに携わってきた真鍋大度が出演するセミナー。まだ全受賞作品が出揃っていない段階だが、グローバルサイトは早々とサイバー部門で銀賞(SILVER LION)を受賞しており、会場となったグランドオーディトリアムには世界中から4000人を超えるのクリエイターや広告業界関係者が集結した。セミナーでは日本のエンターテインメントとデジタルアートの高度な融合を、Perfumeおよび「Perfume official global website」についての話題を中心に世界中のクリエイターにプレゼン。グローバルサイトの紹介が終わると会場が暗転し、ステージにPerfumeの3人が登場した。オープニングのナレーションが流れる中、真っ白な衣装をまとったメンバーに、プロジェクションマッピングの技法を用いて色とりどりのグラフィックが映し出される。衣装のスカートと肩の部分は電動で翼のように広がり、まるで天使のような姿に。生身の人間を全身スクリーンにするという最先端のテクノロジーに、会場中から感嘆のどよめきが起こった。その後、この日が初披露となる「Spending all my time」のエクステンデッドミックスがスタート。ビートの効いたイントロとともにメンバーが上に着ていたドレスを颯爽と脱ぐと、下には肩のプリーツが印象的な真っ白な衣装が現れた。3人の動きに合わせて衣装には次々にCGが映し出され、まるで光が踊っているような神秘的な光景となった。なおグローバルサイトでは今月13日より、WEB上でPerfumeの3Dモデルにユーザーが自由にアニメーションを描いて投稿できるという新しいプロジェクトが行われており、今回の「カンヌライオンズ」でのパフォーマンスには、そこに世界中から集まった作品が用いられた。パフォーマンス中、メンバーのバックに設置されたスクリーンには投稿された中から選ばれた作品が並べられ、その絵がポンとスクリーンを飛び出してメンバーの衣装へと移動する。またパフォーマンス中盤には衣装にたくさんの文字が映し出されたが、これはグローバルサイトで募集したファンからのTwitterの投稿。「Perfumeが世界のどこにいても、ファンとライブ空間でつながることができる」ということを実証する、彼女たちらしいコンセプチュアルな演出となった。瞬きをする暇もないほどの驚きのパフォーマンスに、集まった世界中のクリエイターたちは目も心も奪われ、終止興奮を隠しきれない様子。パフォーマンスが終了するとともに、客席ではスタンディングオベーションが巻き起こった。7月にはドイツ、イギリス、フランスを舞台とした初のヨーロッパツアー「Perfume WORLD TOUR 2nd」を敢行するPerfume。世界中から注目を集めている中で彼女たちがどんなパフォーマンスを披露するのか、期待が高まるところだ。『もみあげチャ〜シュ〜』2013.06.21 Perfumeがカンヌ国際広告祭で銀賞受賞したパフォーマンスが凄すぎる昨夜の23時からカンヌ広告祭がYouTubeで生中継され、その模様を緊張感に包まれながら固唾を飲んで見守っていたのですが、Perfumeのパフォーマンスが始まったとたん、あまりの凄さに鳥肌が立ちぱなし震えも止まりませんでした。その動画がこちらです。Perfumeの紹介などプレゼンからパフォーマンスまでの完全版Perfumeのパフォーマンスのみの動画パフォーマンスが終わった後、生中継を見ていた日本のみならず世界中の人がTwitterで「とんでもないものを目撃した」「Perfumeのファンになった」「これぞクールジャパン!」など大絶賛の大騒ぎでしたよ。生中継を見た人々はPerfumeを通して、新たなライブ演出の可能性など最先端技術を使ったパフォーマンスの誕生という歴史的瞬間を目撃したのかもしれません。映画『アベンジャーズ』のキャッチコピーが「日本よこれが映画だ!」でしたが、「世界よ、これがPerfumeだ!!」と少し鼻高々になりました(笑)プロジェクションマッピングを衣装に投影するという演出はこれまでにもありましたが、投影しながら自由に動くというのは、少しでもズレる完璧に投影されず見た目にも悪くなるので難しいことなのですが、PerfumeとチームPerfumeは意図も簡単にやってのけてしまいました。しかも、衣装の映像にはPerfume Official Global Websiteでファンが書き込んだツイートやデザインしたアニメーションが次々に投影され、ファンも含めてPerfumeを作り上げているという、これまでのコンセプトを世界が注目するパフォーマンスを通して証明しました。カンヌでのパフォーマンスはファンの私たちでさえ驚いたのですから、Perfumeを知らない人には強烈な印象を残すことに成功したのではないでしょうか。これによって海外でも更に注目されるようになっていくことでしょう。この流れをどう繋げていくか、繋がっていくか楽しみは尽きませんね。それにしても、昨年の3Dホログラフィックを使ったライヴ演出、そして今回のプロジェクションマッピング演出と、私たちの想像を遥かに超えた最先端技術を使ったとんでもない演出を見せられると、年末の東京と大阪のドームライヴは、どんな凄いものを見せてくれるのか期待値がグングン高まってきました。これは絶対に行きたいです!