はるかぜちゃん「警察に通報」を後悔 「殺されそうになるまでがまんすればよかった」(J-CASTニュース 11月5日)ツイッター上で殺害予告を受けた人気子役の「はるかぜちゃん」こと春名風花(11)さんが警察に通報したことを後悔している。2012年11月5日、自身のツイッターで「怖くて通報したけど、後悔してます。いつもみたいにがまんしていればよかった」とつぶやいた。通報したことで、子どもがネットをすることに対して批判を受けたためだ。■「通報したら批判されるのわかってたのにな…」 11月1日、春名さんはツイッター上に「はるかぜちゃんをナイフで滅多刺しにしてドラム缶にセメント詰めて殺したい」という書き込みを発見。春名さんは子どものネット使用規制が進むことを避けたいと通報することをためらっていたが、家族と相談し、11月2日、神奈川県警へ通報した。 通報後、春名さんには「ガキがTwitterなんてやるからこんな事になるんだよ」など、子どもがネットをすることに対して批判が殺到した。 「通報したら、おとなに頼らないとじぶんの身も守れない子どものくせにネットなんかするなって言われちゃうの、わかってたのにな」と自身が危惧した通りの結果になってしまったことを悔やんでいる。また殺害予告は単なる中傷で過剰反応ではないかという声に、春名さんは「本当に殺されそうになるまで、がまんすればよかった」とツイートしている。 春名さんは 「加害者の人権が守られて、被害にあった側の落ち度を叩くこの国で、被害にあったと声をあげ助けを乞うことは、もう自殺行為じゃないのかな」とツイート、ネット社会のあり方に疑問を呈している。 はるかぜちゃんが警察に届けたために批判されたことについては、乙武洋匡さん(36)が2012年11日2日、「『だから小学生にネットなんかやらせるから…』という感想を漏らしている人が多いことに驚く」とつぶやき、「『退場すべきは、いじめられた側』というわけか。これでは、いじめがはびこるわけだ」と、「街の声」に対する違和感を語っていた。バラエティー番組やドラマを見ないので「はるかぜちゃん」こと春名風花さんのテレビでの活躍は詳しくは知らないのですが、ツイッターは11歳ながら大人のような考え方や、時折見せる客観的に物事を見ているつぶやきに好感を持ちフォローして読ませて頂いていました。朝日新聞の虐め特集でのコラムも秀逸です。《いじめている君へ》春名風花さん今回の脅迫事件で罵詈雑言が多く浴びせられていることに驚きましたが、そんな人達にでも真摯に対応している春名風花さんは罵詈雑言を浴びせている人よりもよっぽど精神年齢が大人だと思いますし、私も乙武さんと同じで、なぜ脅迫を受けた側が言われない中傷を浴びせられるのか違和感を感じています。>「加害者の人権が守られて、被害にあった側の落ち度を叩くこの国で、>被害にあったと声をあげ助けを乞うことは、もう自殺行為じゃないのかな」この事件に限らず、拉致被害者家族でも光市母子殺害事件の遺族である本村さんに対しても、レイプされた女性に対しても他の事件事故の被害者に対しても、言われなき中傷を浴びせる人が多いですが、なぜか被害者側のほうが責められるのか不思議で仕方がありません。また、春名さんが脅迫された事件で「子供にネットは早い」という意見が多いですが、生まれた時からネットのある世界で、子供にネットをさせるのはまだ早いという考え方をお持ちの方は、何歳からなら子供にネットをさせて良いと思っているのでしょうか。私も何度となく日記で無知ゆえにデマを書いてしまうという同じ失敗を繰り返して人のことを言えた義理ではありませんが、Twitterなどで無知ゆえにデマが拡散されているのを見たり、違法行為をして、それを友達に語る感覚で不特定多数が見ているネットに書いて、炎上している人達を見せつけられると、大人でもネットリテラシーや一般常識を持った人が多いとも思えず、ネットを使う年齢に早いも遅いもないと思います。例えば同じような年代の女の子がmixiなどで同じマンガのファンだからとネットで知り合った人に会いに行ったら乱暴されてしまったとか、自ら出会い系に走って酷い目に遭った事件をきっかけにして、まだ社会の怖さを知らないからネットをやらせるには、怖い話も一緒に教えないといけないという意見なら分りますが、彼女の場合は普通にネットで自己表現していたら、見ず知らずの他人から脅迫されるという予期せぬことが吹いて湧いてきただけですから、子供にネットを使わせるなという批判は、ちょっと的外れだと思います。