きょうは朝から神戸市立博物館「マウリッツハイス美術館展」を見てきました。朝9時30分頃に到着したので10分ほど並んだだけで入場できました。フェルメールの真珠の耳飾りの少女は一度見ておきたかった絵画の1つなので、ようやく見られたので嬉しかったです。で、その後は、大阪府は守口市に移動して、現代南画美術館で開催されている「海洋堂 フィギュアの世界展」を見に行きました。大阪は守口で小さなプラモデル屋さんとして誕生し、今や世界のフィギュアメーカーになった海洋堂の歴史が詰まった美術展で、これまで世に送り出したマンガやアニメや特撮や動物やミリタリーや仏像などの超貴重なものを含めたフィギュアが4千体も展示されていました。1つずつ見て回るだけでも大変なんですが、館内の展示物はすべて撮影OKだから約2時間ほど楽しんじゃいました。まずは全長約2mの大魔神像がお出迎え。この大迫力の表情。2m以上のデカイゴジラ。照明の効果もあってこれも大迫力。今でこそ、フィギュアは塗装済み完成品で売られるのが当たり前になっていますが、昔のフィギュアはガレージキット(略してガレキ)という名前で、1体が数千円から数万円と値段も高く、プラモデルのように自分で組み立てて色を塗らなきゃいけなかったんですよね。この仮面ライダー旧1号など、10代の頃に買って作ったガレージキットも展示してあって、懐かしい気持ちになりました。ただ、その頃に作ったガレキは阪神大震災で修復不可能なほどバラバラになりましたが・・・。一大ムーブメントになった動物のフィギュアがオマケについた食玩『チョコエッグ』のオマケも全て展示してあったように思います。ほかにも、これまでに発売された食玩やペットボトル飲料のオマケやカプセル自販機のフィギュアなど全種類が展示されていました。貴重な資料も沢山展示してありました。1体のフィギュアの色つけ工程はお菓子のオマケでも細かいものなら60工程以上なんだそうです。ブログ「きょうの目玉おやじ」でお馴染みの目玉おやじも居ました。美少女フィギュア造形師のカリスマとして知られるボーメ氏の初音ミクさんなどもありましたよ。食玩のオマケなど持っているものや以前持っていたものもいっぱいあって、本当に楽しい美術展でした。入場料500円でこれだけ楽しめるのはお得です。そんなわけで、古い絵画から現代のフィギュアまで美術史を掛け足で見た1日でした。