首相「明日への責任」20連発、解散言及せず(読売新聞 10月29日)所信表明演説全文(時事通信 10月29日)マニフェストを守れなかったことすら責任を取らない政党と、「近いうちに」という言葉の責任も取らない首相が、どうやって、あすへの責任を果たすというのでしょうか。「あすへの責任」というのは、ニートの「あしたから本気出して頑張る」と一緒で、今日はまだ無責任で居てもいいわけです。で、明日になれば「あすへの責任」と言って、昨日までは明日だった今日も無責任でいられるわけです。それを繰り返せば毎日無責任を続けられるわけで、明日へ、明日へで面倒くさい懸案事項を先送りして、次の政権へ丸投げでバトンタッチするのです。「近いうちに」を思いついた野田首相ならではの、よく考えられた演説ですね。こっちにしてみれば、「責任を盾に居座り続けるな!さっさと解散しろ!」と思います。