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2012年09月14日(金) 尖閣の防衛は個別自衛権発動の範囲内、自衛隊を出動させるべし。

【尖閣国有化】中国は「尖閣に攻めてこない」 自民・石原氏が断言(産経新聞 9月12日)

自民党の石原伸晃幹事長は11日夜のテレビ朝日番組で、
政府の沖縄県・尖閣諸島の国有化に関連し、領有権を主張する中国側が
「攻め込んでくるのでは」と問われ、
「攻めてこない。誰も住んでいないんだから」と断言した。


泥棒は家に人が居ない時に入り込むことが多いように、

ノブテルーピーの断言が外れて無人の島めがけて攻めてきちゃいました。

中国監視船6隻、尖閣領海に次々侵入…過去最多(読売新聞 9月14日)

14日午前、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海内に、
中国国家海洋局所属の監視船「海監」6隻が相次いで侵入した。

 同諸島の領海では過去にも中国当局の船舶が侵入を繰り返しているが、
海上保安庁によると、6隻が同時に領海に侵入するのは過去に例がないという。
政府が11日に同諸島の魚釣島など3島を国有化したことに対する対抗措置とみられる。

 同庁などによると、同諸島の大正島周辺では、午前6時18〜20分頃、
監視船の「海監51」「海監66」が北北東約22キロの地点から領海に侵入。

 さらに、大正島から西に約85キロ離れた同諸島の久場島周辺では、
同7時6〜15分頃、「海監50」「海監26」「海監27」「海監15」
の4隻が領海に侵入した。

 大正島周辺の2隻はいったん、同7時48分頃に領海を出た。
午前11時現在、久場島周辺の4隻は領海外に出たが、
大正島周辺の2隻が再び、魚釣島沖の領海内に侵入したという。


漁船と違って中国の国家海洋局所属の船ですから、

明らかに中国政府が侵略行為に出てきています。

護憲派の人でさえも、

個別的自衛権の行使は違憲では無いので、

海上自衛隊も出動できるし、

専守防衛として発砲も可能とブログで述べている人がいましたが、

まったくもってその通りであって、

国民の生命・財産・安全を守る上には憲法9条は関係なく、

明らかに中国が先に手を出してきている状況であって、

領土を守ることは個別自衛権発動の範囲内なのですから、

こちらは対抗措置として海上自衛隊の出動は可能です。

そもそも、今日の結果を招いたのは民主党の弱腰姿勢の結果と言わざるを得ません。

国が尖閣を購入し手をつけない状態のまま放置すれば、

「最悪の事態は避けられる」と中国政府に言われ、

中国、日本の尖閣国有化けん制 現状維持要求に政府配慮(共同通信 9月3日)

中国の要求を飲んで尖閣を国が購入することになったわけですが、

こんな話を信じた民主党政権や外務省がアホなのです。

おまけに、外務官僚をわざわざ中国までご説明に伺わせるという愚行を犯してもいます。

民主党政権は話が違うと狼狽えているようですが、

中国から見れば自分たちの思惑通りに配慮した政府の対応に、

これはつけ入る隙だらけと判断し、

ここへつけ込めば、購入の件を白紙撤回させることも、

さらに上手くいけば日本の実効支配を崩せると判断したというわけです。

2年前の中国漁船の船長逮捕の件とまったく同じです。

日本が毅然とした態度で臨まず早々に船長を帰国させてしまったため、

この弱腰姿勢につけ込んだ中国は、

その後あらゆる手で日本を揺さぶりにかかってきて、

今日の結果を招き、

16日には中国の大漁船団が尖閣に向け出発するそうです。

奇しくも同じタイミングで台風も発生中。

台風を理由にして漁民が大量上陸することが充分に懸念されます。

今日の監視船6隻もそうですが、ここまでくると、

もはや海保に任せるのは酷ですし、

中国の数に物言わせる行動では海保の範囲で太刀打ちできません。

海上自衛隊に警備させる必要があります。

最初にも述べましたが、

領土を守ることは個別自衛権発動の範囲内で違憲ではありません。

ここまで領土が脅かされて何を躊躇する必要があるのでしょうか。

相手がエスカレートさせたら、こちらも対策を強化する。

この当たり前のことが出来ない民主党は、

いったい、どちらの国を向いて政治をしているのかと怒りさえ感じます。










名塚元哉 |←ホームページ