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2012年09月12日(水) 世界よ、これがPerfumeだ!『Perfume Global Compilation LOVE THE WORLD』発売

本日、来月からの世界ツアーを前に、

海外の人に名刺代わりとなるコンピレーションアルバム

『Perfume Global Compilation LOVE THE WORLD』が発売されました。



「世界よ、これがPerfumeだ!」と言わんばかりに、

聴いているだけで無条件に楽しくなるダンサンブルでエッジーな

曲ばかりを集めた超お得な1枚になっています。

奇しくも5年前の今日と同じ9月12日はPerfumeがブレイクするきっかけとなった

『ポリリズム』がリリースした日でした。

2007年に「ポリリズム」がACのリサイクル推進運動CMに起用されて3人が出ていた頃は、

つんくさんか誰かのプロデュースしたアイドルかと思って、

曲を聴いてもまだピンと来ていなかったのですが、

2008年に発売された2ndアルバム『GAME』が爆発的に売れたことで、

ゴールデンウィークの朝のワイドショーに出演していたのを偶然に観て、

「シークレットシークレット」などを聴いて、

曲も含めてハイクオリティなパフォーマンスをする人が日本に居たなんて!

と衝撃を受けたのが、

Perfumeのファンになるきかっけでした。

今となってはACのCMの時にファンになっておけば、

ポリリズム発売のインストライブが神戸でもあったから、

間近で観ることが出来たのに〜と後悔するばかりですが、

5年前にPerfumeが海外でもライブをするようになるなんて誰が考えていたでしょうか。

ブレイクするまで7年も掛ったほど不遇の時代の方が長かっただけに

彼女たちもファンも考えていなかったことでしょう。

初回盤の特典DVDには、そんなPerfumeが飛躍していく過程が垣間見られる

「ポリリズム -Historical Live Act Version」が収録され、

リリース直後に行われたインストイベントのCDショップの小さなステージというか、

ステージでもない非常口の前の小さなスペースで歌っている映像から、

最新のJPNツアーの映像までが収録されていますが、

彼女たちが歩んできた道が全て分かりますし、

初々しかった女の子だったのが注目されることで磨かれて、

また活動を通して多くの人との出会いやパフォーマンスを通しての経験が糧となって、

美しく年を重ね綺麗な女性になっていく過程も分ります。

「FAKE IT」PVもDVDだと画質も美しく、



フルで観るとYouTubeで公開されたショートバージョンで受けていた印象からガラリと変わって、



「FAKE IT」のPVを撮影するならライブ映像しかないという彼女たちの要望から、

Perfumeは360度どこから見ても楽しいように振付が考えられているという話を受けて、

360度で撮影しちゃおうと思いついた関監督の発想力に拍手で、

ホント、ライブ映像は気分が上がり楽しくなって踊らずにはいられませんし、

また、ライブ映像に挟まれる夜景のシーンは、

Perfumeは夜景が似合うと言った関監督の思惑通りに本当に美しいですね。

PVのメイキングも楽しいです。

ファンクラブの会員しか観ることのできないファン会員サイトの映像のように、

素の彼女たちとスタッフの和気あいあいな感じや、

ライブのMCでもそうですが彼女たちとファンの距離感が身近すぎるほどで、

ホント収録に当たった人が羨ましいし、

ステージに上がるための花道で、誰も手を出して触れようとしないところが

ファンとしてのモラルを忘れていなくて素晴らしいです。

さてさて、CDに話を戻しますが、

既存の曲も細かくリマスタリングされているようで、

音がより立体的で広くなり低域も鋭く鮮明に聞こえるし、

こんな音も入っていたのかと新たな発見と感動があります。

このアルバム用にリミックスされた曲は、

「チョコレイト・ディスコ2012-Mix」は、すごくファンキーになっていて、

最初、チョチョチョチョチョチョチョチョチョチョコレイト♪で吹きましたが、

何度も聴いているとチョチョチョの部分が病みつきになりました(笑)

「MY COLOR(LTW-Mix)」は、コードも違うから全く違う曲に聴こえちゃいますね。

南国風で楽しく踊れる曲に進化しちゃっています。

しかも、気付いた人だけがニンマリ出来る仕掛けがあって、

よく聴くとあの曲が混じっています。

単にベスト盤と侮るなかれ、

Perfumeがブレイクするきっかけとなった「ポリリズム」からスタートし、

まだまだPerfumeの旅は一歩づつ進んで続くことを感じさせる

「Dream Fighter」で終わるという、

ストーリ性のある煉りに練られた曲順が淀みの無い清流のように実によい流れになって、

80分越えのボリュームなのに長さを感じさせず最期まで気持ちよく聴け、

ベストなのに新しいアルバムを買ったような気分にさせるハズレ曲なしのCDとなって、

すでにファンの人にとってはPerfumeの素晴らしさを再認識出来る1枚で、

Perfumeの歴史の中でも外せない1枚となったことは決まったようなものですし、

Perfumeに興味を持ってこれからCDを買おうかと検討しているご新規さんにも

「これが、Perfumeだ!」と胸を張ってお勧めできる1枚になっています。



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