住民税に対する阿鼻叫喚であふれるTL 住民税が上がって阿鼻叫喚がネット上に渦巻いていますが、例え子供手当を当初のマニフェスト通りに満額で貰えていたとしても、控除廃止で住民税など税金アップでプラマイ0どころかトータルでマイナスになるだけだと2009年の衆院選前から散々指摘されていたのに、自分で情報収集せずに、マスメディアに踊らされて子供手当に浮かれて投票した人達の自業自得に近いものがありますよね。◆「光の速さで手のひらを返す人」とか「政界のコウモリ野郎」とか「小物界の大物」と言われている原口一博氏のツイートより。総選挙で国民に約束したことと、三党合意とどちらが重いか?答えは一つだ。政治の信義と内閣に対して負っている連帯の責任との間で苦しんだ。 この手続きまで認めるわけにはいかない。 http://twitter.com/kharaguchi/status/217384764737454083「答えは一つだ!」とカッコつけた原口氏が選んだ答えは、反対票を投じることなく「棄権」でした。消費税増税法案に反対、民主党議員57人(産経新聞 6月26日)小沢一郎、東祥三、山岡賢次、牧義夫、鈴木克昌、樋高剛、小宮山泰子、青木愛、太田和美、岡島一正、辻恵、階猛、松崎哲久、古賀敬章、横山北斗、相原史乃、石井章、石原洋三郎大谷啓、大山昌宏、岡本英子、笠原多見子、金子健一、川島智太郎、菊池長右エ門、木村剛司、京野公子、熊谷貞俊、黒田雄、菅川洋、瑞慶覧長敏、高松和夫、玉城デニー、中野渡詔子、畑浩治、萩原仁、福嶋健一郎、水野智彦、三宅雪子、村上史好、山田正彦、加藤学、中川治、橘秀徳、橋本勉、鳩山由紀夫、松野頼久、初鹿明博、川内博史、小泉俊明、平智之、中津川博郷、福田衣里子、福島伸享、小林興起、石山敬貴、熊田篤嗣54人が離党したら与党は過半数割れし少数与党に転落する中で、反対票を投じたのが57人という結果に。処分を甘くしたいなんて発言が輿石氏から飛び出したことで、逆に安心して反対票を投じた議員も出てきたんじゃないでしょうか。選挙になれば「増税に反対しました」とカッコがつきますし。すべての造反者に厳しい処分を下せば過半数割れになるので、厳しいものを含めて処分を下すかどうかで結論が出るのが、かなり長引くのではないでしょうか。離党をチラつかせている小沢だって「離党は処分次第」としていますし。小沢新党、処分見極め判断…一体改革きょう採決(読売新聞 6月25日)小沢氏「今の時点で新党ない」(時事通信 6月26日)除籍処分を下せば少数与党に転落、甘い処分になれば、自公から猛反発で問責や不信任案提出。どっちを選んでも野田内閣の終わりです。造反者全員「党員資格停止」も面白いんですけどね。9月の民主党代表選挙で投票できないし、離党すると政党助成金も出ないし、選挙になったら公認ないしで小沢グループにとっては痛手なだけだし。ところで、増税反対と気炎を上げている小沢を支持している声がありますが、その人達は小沢はもともと増税論者で、福田内閣時代に増税を目的に連立を組もうと自民党にすり寄ってきてたことなどを都合よく忘れているのか、最初から知らないのかのどちらかだと思いますが、ここ一連の流れの中での増税反対だって、「今は増税をする時期ではない」と、“今は”と前置きをして将来の消費税増税には含みを持たせた発言をしているので、小沢が考える時期が来れば増税に考え方をシフトするにもかかわらず、小沢の力があれば今後も増税はしない、と期待して支持している人達は、民主党政権になったら景気回復などと期待していた人達とかぶっているような気がします。だいたい、小沢とその支持者たちは増税に反対するだけで代わりの財源を示せないでいるし、財源の裏付けなきマニフェスト原理主義の小沢グループで新党を結成し、選挙時に「増税を撤回させる」と宣言したとしても、ガソリンの暫定税率廃止さえ小沢の鶴の一声で反対となり実行できなかった、云わば最初にマニフェストを破った小沢に期待するほうがどうかしてると思う。民主党マニフェスト 崩壊止まらず(中日新聞 6月24日)民主党内では、小沢一郎元代表が野田政権の姿勢を「国民への背信行為だ」と批判し、マニフェスト順守を訴えている。 しかし、元代表は一〇年度予算の編成時、党幹事長として、財源を確保するため、当時の鳩山由紀夫首相にマニフェストの目玉の一つだったガソリン税の暫定税率廃止を撤回させた。それと、増税法案可決で自民党批判をしている人達もいますが、自民は先の参院選挙で消費増税をマニフェストに書いていましたし、その前から景気回復後に増税という路線はずっと政策の中にあったわけで、どう考えても、批判するべきは、増税をしないと政権を取ったにもかかわらず、デフレでも増税すると変わった民主党だと思うんですけどね。