一川防衛相、地元は不用意発言に不安も(読売新聞 9月3日)一川氏を巡っては、昨年のタウンミーティングで「子ども手当は理念がなく、選挙目当て」と党支持者から批判を受けた際、相手の話を遮り、「それだったら、別に民主党を支援してもらわなくてもいいわけで……」といら立ちをあらわにするなど、時折、不用意な発言も見受けられる。党支持者の1人は「一川さんの発言を巡り、野党から言葉尻を取られて追及を受ける場面も出てくるのでは」と不安をのぞかせていた。支持者の不安通り、昨日の認証式前の会見で早速の問題発言です。防衛相「安保は素人、これが本当の文民統制」(読売新聞 9月2日)一川防衛相が2日、自らを「安全保障の素人」と称したうえで、「これが本当のシビリアンコントロール(文民統制)だ」と述べ、自民党の石破政調会長がかみつく場面があった。 一川氏は2日の認証式前、記者団に、「安全保障に関しては素人だが、これが本当のシビリアンコントロールだ」と述べた。石破氏は都内で記者団に、「大臣解任に値する。任命した野田首相の見識も問われる」と批判した。 一川氏は2日夜、首相官邸で記者団に「ほとんどの国民は(安保政策は)素人だ。一般の国民を代表する国会議員が監視するのがシビリアンコントロールだと思っている。国民目線で、国民が安心できるような政策が大事だと(いう意味で発言した)」と釈明した。野田首相は組閣人事について「適材適所で行いました」と会見で述べていましたが、安住氏が「経済は門外漢で自分が財務大臣任命の連絡を受けて驚いた」と言ったり、一川氏のこの発言といい、各派閥の有力者を据えただけで資質は問わなかったと言うことが早くも証明されました。シビリアンコントロール(文民統制)とは、文民の政治家が軍隊を統制するという政軍関係における基本方針で、政治が軍事に優先することを意味しており、 安全保障や軍事の素人が防衛大臣では、震災やテロなどの国家危機に対処できず混乱をきたすだけで、この時点で不適格といえますし、それを恥ずかしげもなく庶民派としてアピールするのも、外交において影響を与えるということさえ、ちっとも考慮していません。釈明もシビリアン“コントロール”すなわち「統制」なのに、国会議員が「監視」することと勘違いをして釈明になっていません。素人と自分で言うように文民統制の意味を分かっていないから、こういう、あまりにも国防を軽視した軽率で馬鹿な発言をするのでしょう。「法務大臣は二つだけ覚えておけばいい」と失言した柳田元法相以上の大臣職を軽視した発言です。それにしても、どうして民主党はバカしか居ないのでしょうか。あ、バカだから民主党なんですね。