社説:大阪起立条例―あの一票は何だった(朝日新聞 5月26日)式典を厳粛に運ぶことに異議はない。進行を妨げる行為は批判されよう。しかし、条例と処分による厳粛は、教育の場に何をもたらすのか。 殺伐とした空気のしわ寄せを受けるのは子どもたちである。厳粛な式典に殺伐とした空気を作ってきたのは他ならぬ左翼教師である。社説:君が代条例案 自治の土台が揺らぐ (信濃毎日新聞 5月27日)大阪府内には、在日韓国・朝鮮人も多い。君が代をめぐる歴史的経緯を踏まえ、そうした人たちの思いに配慮することも首長の責務であるはずだ。君が代起立条例に反対声明 教員ら「強制は教育なのか」(朝日新聞 5月25日)メンバーの一人である府立高校教諭(52)は、特攻隊に志願した父が「教育にだまされた」と語るのを聞いて育ち、君が代は歌わないと決めた。国歌斉唱が導入された2000年度以降不起立を貫いてきた。 だが橋下知事が不起立の教員を免職することも辞さない姿勢を打ち出すと、教員仲間から、「免職されては元も子もない。教師でい続けることを選ぶべきだ」と心配されたという。「私はもはや少数派かもしれないが、いろいろな考えがある中で、強制するというのはそもそも教育なのだろうか。ただ黙っていることはできません」と話した。「君が代」強制条例に反対 大阪弁護士会が会長声明(しんぶん赤旗 5月26日)大阪弁護士会は24日、「大阪維新の会」(代表・橋下徹府知事)が大阪府議会へ提出を予定している「君が代」斉唱時の起立強制条例案に反対する中本和洋会長の声明を発表しました。教員が起立を強制されると、出席している子どもは事実上起立を強制され心理的な圧迫を受けることになり、「多様な思想や考えを学習する環境を保障すべき学校教育の理念に抵触するおそれがある」歌わない理由(屁理屈)なんて、いくらでも作れます。国歌斉唱を拒否する教員の言い訳はいづれも飛躍しすぎで、まったくもって正当な理由になってないません。強制が教育になるのかとか憤っていますが、言ってしまえば、学校教育なんて強制そのものなんですけどね。日弁連、君が代起立条例案に批判声明(J-CAST 5月27日)日本弁護士連合会(日弁連)は2011年5月26日、大阪府議会に提出された 「君が代起立条例案」を批判する声明を発表した。 条例案は、君が代斉唱の際の起立・斉唱を義務化するもので、 橋下徹府知事が代表の「大阪維新の会」府議団が成立を目指している。 宇都宮健児会長名で出された声明は、「思想・良心の自由等の基本的人権の保障に加え、教育の内容及び方法に対する公権力の介入は抑制的であるべきという憲法上の要請に違反する」として、条例案が可決されないことなどを求めている。思想信条の自由を盾にして一部メディアも政府見解に逆らう教員らの主張や行動を守ろうとしていますが、ならば、同じ国家に仕える下僕の公務員である防衛省航空幕僚長だった田母神俊雄元空将が、2008年に村山談話を否定するなど政府見解に反する論文を民間の懸賞論文に寄稿した際、政府見解を否定した責任を問われ更迭されました。社会的立場から軽率な行動があったのは確かですが、こちらも個人の思想信条の自由に沿った行動をしていたわけで、国旗国歌を否定する教員らの思想信条の自由を守りたいのであれば、橋下知事の案に反対する側の日弁連やマスメディアは、田母神氏も守らなければいけなかったはずですが、田母神氏を守るどころか、政府見解に逆らうのはけしからんクビにしろの大合唱でした。政府見解に逆らう教師らは職を解かれることなく教育委員会や国を相手取りを裁判をしていますが、田母神氏は自身の見解を述べる場も許されず一方的に攻撃を受け更迭されました。私は、田母神氏の一件があって以来、個人の思想信条の自由を天秤にかけ一方は救済しようとしないというこのようなダブルスタンダードを恥ずかしげもなくやっている、この手の団体やメディアの意見も聞く価値がないと考えています。