ランダムに画像を表示










もくじ過去未来

2010年11月10日(水) かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂

今朝、流出映像は神戸市内のネットカフェから行われたという報道があって、

私のPCや携帯のメールに、

「なつかさんやっちゃいましたか。全力で支持します。」

といった内容のものが何通も届いて笑ってしまったのですが、

お昼になって、第5管区海上保安本部の職員が自分がやったと名乗り出て、

事態は新たな展開を迎えました。

【尖閣ビデオ流出】神戸の5管海保・海上保安官「自分が流出させた」と名乗り出る 警視庁が聴取へ(産経新聞 11月10日)
動画投稿の海上保安官は確信犯 テレビ局に「うやむやになってはいけない」(J-CASTニュース 11月10日)

(一部抜粋)
さらに、この職員は、動画投稿について「うやむやになってはいけないと思った」
「倫理に反するなら、甘んじて刑にも服します」とテレビ局の取材に答えたといい、
確信犯的な行動であった可能性が極めて強い。

この職員はテレビ局の取材に対して、

「あれを隠していいのか、判断材料として見てもらうのが一番。
うやむやになってはいけないと思った」と話している。

前出の読売テレビの取材に対して、動画を入手した経緯については明かしていないというが、

  「さして国家機密的な扱いをされていなかった」
  「海上保安官なら、誰もが見ることができる状態だった」

とも話したといい、問題の動画が、一時的に庁内LANで公開されていた可能性を示唆した。

■「国民全体の倫理に反するなら、甘んじて刑にも服します」

 この職員は、

「この映像は、国民の誰もが見るべきもの」
「やったことが国民全体の倫理に反するなら、甘んじて刑にも服します」

とも話したという。衝突事件の動画公開についての政府の対応をめぐっては、
海保内に不満の声が相次いでいるとも伝えられており、
この「庁内を覆う空気」のようなものが、職員を犯行に突き動かした可能性もありそうだ。



政府が速やかにビデオを全編もしくは

衝突シーンだけでも国民に公開しておけば、

この海保職員は、このような行為に手を染める必要もなかったわけで、

中国の圧力におめおめと屈服して船長を釈放し、

日本に正当性があるビデオを公開すれば支持率急落になると自己保身に走った

菅首相と仙谷官房長官が一番悪いのではないでしょうか。

今日の予算委員会でもビデオは機密情報だと何度も繰り返していましたが、

機密になるものであれば、海保の職員が自由に見ることもできませんし、

研修用資料として使われることも出回ることもないし、

神戸にまで持ち出されることもありません。

そもそも最初の政府見解では「捜査資料」であって「機密」ではありませんでした。

船長の釈放によって公判維持の必要性がなくなったという理由で公開されなかっただけですが、

いつの間にか「機密」扱いになりました。

しかしながら、その後、

一部議員には公開され、視聴した議員の証言によって、

ビデオ映像とほとんど一致したCGによる再現映像まで作られていたように、

ビデオが流出しても、その内容はすでに国民にほぼ認知されていたのですから、

これが機密にあたるとは思えません。

(だいたい機密なら、議員が内容をメディアに喋ることも違法なんじゃないでしょうか。)

機密にしたいのは、“民主党の保身”ただこの一つの理由にすぎないからです。

中国の圧力に負けて無罪放免で船長を釈放させてはみたものの、

証拠を収めた映像を見れば、故意に漁船を衝突させてきた悪質性がバレて、

処分保留で船長の釈放が妥当だったのかという議論が巻き起こり、

どう取り繕うが弁明しようが菅政権がピンチに陥るだけなのですから。

突然の釈放さえ国民の大多数が釈然としない心境の中で、

ビデオを公開しないと判断してしまったことで、

菅政権にとってはメリットどころかデメリットしか存在しなくなりました。

事実を勝手に「国家機密」にして隠蔽し国民に詳細を知られないよう葬り去ろうとした菅政権、

自己保身で事実を隠蔽する方がよっぽど悪質的であり、

菅首相や民主党の一部議員が、ビデオを公開しなかった判断が国益に繋がり、

5年、10年後には正しかったと証明されているだろうと言っていますが、

そんな日は訪れることは永遠にないでしょう。


◆今日はPerfumeのNEWシングル「ねぇ」の発売日で、

日記も、この感想だけで済ますつもりだったんですよねぇ。

「ねぇ」も「FAKE IT」も、いい意味で「なんじゃこりゃ!」ですよ。

「FAKE IT」なんて、詩とメロディも80年代のこてこてなアイドル歌謡なんだけど、

イントロと間奏とアウトロがバッキバキで、これはツンデレですよ。

2曲ともJ-POPな歌詞が乗っかり、女の子が唄うことによって中和されてますが、

インストで聞くと、どちらの曲も、

「中田はん、あんさんやりすぎじゃろっ」てなぐらいに

音が詰まっているクレイジーな破壊系サウンドで、

大音量で聴くと絶対に気持ちよすぎると思うんだけど、

家族やご近所さんのことを考えて出来ないので、

いつかライブの大音量で聴ける日が楽しみになっています。









名塚元哉 |←ホームページ