映像公開で量刑下がる?仙谷長官「厳秘」資料(読売新聞 11月9日)公開のメリットには「中国による日本非難の主張を退けることができる」などを列挙。一方、デメリットは、「流出犯人が検挙・起訴された場合、『政府が一般公開に応じたのだから、非公開の必要性は低かった』と主張し、量刑が下がるおそれがある」としている。特に、流出映像の公開については、「犯罪者を追認するに等しく、悪(あ)しき前例となる」などと記している。領海侵犯して故意に衝突させてきた違法漁船の船長を無罪放免で釈放する行為も今後の悪しき前例になるけど。◆【尖閣ビデオ流出】英雄扱いするな−仙谷氏 流出で色なして批判(産経新聞 11月9日)「逮捕された人が英雄になる、そんな風潮があっては絶対にいけない」。仙谷由人官房長官は9日の衆院予算委員会で、中国漁船衝突事件の映像流出を歓迎する声がある状況を、色をなして批判した。あんた等が逮捕に至る証拠を収めたビデオがあっても無罪放免で釈放した船長は、中国で道徳模範行為をしたと表彰もされて国民から英雄扱いですよ。首相も官房長官も船長を釈放させたこととビデオを隠蔽しようとした自分達の非を認めず、私怨で動けば動くほど、国民から反発を招いてビデオを流出させた人物は、さらに英雄扱いされるのに、もはや頭に血が上って分かんないんでしょうね。◆ 昨日の『TVタックル』で、麻生太郎元首相と安倍晋三元首相のお二方が出演されていたのですが、お二方とも未だに総理大臣のような風格がありますし、頭の回転も違うし、ユーモアもあって話が分かりやすく、現在の首相である菅氏や前首相の鳩山と比較すると格が違いすぎますね。(あんなのと比較すること事体が失礼すぎるかもしれませんが。)菅首相なんて、おどおどした空気を漂わせ目もくすみきっているので、見ているだけで未来が真っ暗に思えてくるから不思議なものです。 ビートたけしさん等とのトークの中で、安倍元首相が例えば閣僚の事務所費不正利用など政治とカネの問題が発覚しても、民主党だと、最初に少し報道されるだけで、自民党が政権を担っていた時に比べると大して追及もされないまま終わるので、「報道がフェアじゃない」と仰っていて、まったくその通りだと頷きました。民主党での政治とカネの問題では、小沢や鳩山以外にも、思い出しただけでも挙げるとこれだけありますが、原口一博前総務相 政治資金規正法違反。NTT労組からの献金記載漏れ。 川端達夫前文科相 名ばかり事務所経費不正。計約3735万円の9割が都内高級クラブ等で飲食。 輿石東参院議員会長 農地法違反。行政指導を無視。税金が私邸の整地に使われた。 荒井聡 前国家戦略担当相 事務所費経費でキャミソールや少女漫画などを購入。鉢呂吉雄衆議院議員 政治資金収支報告書に個人献金虚偽記載。蓮舫 行政刷新担当相 事務所費の不正処理。息子にマジコンを買い与えていることをTwitterで暴露。自民党の大臣なら修正申告をしても辞任を求められ、最終的に責任を認め辞任に応じていましたが、なぜか民主党では、追及も厳しくありませんし修正申告さえすればお咎めなしになってしまっています。ほかにも報道がフェアじゃないとすれば、以下の言葉もほとんど聞かれなくなりました。任命責任・説明責任・道義的責任・進退問題・発言のブレ・閣内不一致・派閥・空気が読めない・庶民感覚・国民目線・バラマキで人気とり・国民に信を問うべきまた政治と違いますが報道でも、ワーキングプア・ネットカフェ難民・格差・年金問題が取り上げられることもなくなりました。仙谷官房長官は暴言の数々を連発していますが、少しも問題視されません。国民の目から見てもフェアじゃないと感じてしまうのですから、毎日のように総理大臣として厳しい追及や批判に晒されていた当事者なら、尚のこと、違和感や憤りを覚えるのは確かではないでしょうか。麻生氏は、リーマンショック後の対応について述べていましたが、あれだけ逆風が吹いていた中で、リーマンショックによる経済立て直しのために、日本の国益の為に成すべき事を見失うことなく経済政策を優先した立派なリーダーだったと改めて感じました。あの時、麻生氏が解散を要求する野党やマスメディアの声に根負けして、経済政策をせず解散を優先させ民主党政権になっていたら、民主党の経済対策の遅さと無策ぶりの現状でも分かるように、今の日本はもっと悲惨になっていたことは確実だったことでしょう。風船を膨らませてます。(ウソです)