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2010年11月08日(月) この状況に陥っているのは隠蔽工作した民主党の責任

民主・岡田氏「野党は無理難題を押しつけている」(産経新聞 11月7日)

民主党の岡田克也幹事長は7日、野党による小沢一郎元代表の国会招致要求について
「国民生活に密着した補正予算を盾にとって無理難題を押しつけている。
国民の苦しさをどこまで理解しているのか。怒りも覚える」と批判した。



世論調査でも「小沢一郎は国会で説明するべき」という声が圧倒的多数で、

野党から追及を受けるのも当然やるべき事をやってないのが原因なだけです。

今日の予算委員会でも、小沢の国会招致要求の質問に対し、

菅首相は「小沢さんが判断すればいい」と一兵卒にさえ命令できない立場を表明し、

自らで総理大臣としての権限を放棄したのですから情けない限りです。

それに、自分たちが野党時代にやった無理難題で補正予算を止めたことを考えれば、

小沢の国会招致要求なんて無理難題でもありません。

■ 民主党がやった補正予算の審議拒否集 ■

・日銀総裁が気に入らないから審議拒否
・参院で負けたから審議拒否

・解散しないなら審議拒否
・定額給付金が気に入らないから審議拒否

・中川が変な会見したから審議拒否

・中川が謝罪するまで審議拒否
 ↓
 中川謝罪
 ↓
 中川辞任するまで審議拒否
 ↓
 中川「来年度予算案が衆院通過したら辞任する」
 ↓
 中川がすぐ辞任しないと審議拒否
 ↓
 中川「じゃあいますぐやめるわ」
 ↓
 中川辞任で麻生が謝罪するまで審議拒否
 ↓
 麻生謝罪
 ↓
 民主「予算案を撤回しない限り審議拒否」
 ↓
 予算案撤回
 ↓
 民主「無責任だ。自民党には政権担当能力がなくなってる」


・失言した厚労相の辞任を要求して審議拒否

・談合疑惑がある防衛事務次官の証人喚問を要求して審議拒否
・イージス艦漁船衝突事故の真相究明を要求して審議拒否

・早期解散を要求して審議拒否
・解散の日程決まったから審議拒否

・なんとなく審議拒否
・自分で出した法案を審議拒否


【尖閣ビデオ流出】首相「管理不行き届きだった。お詫びしたい」陳謝(産経新聞 11月8日)

菅直人首相は8日午後の衆院予算委員会で、
沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件の映像流出問題について、
「政府として管理不行き届きであり、お詫びしたい」と陳謝した。



確かに情報流出は謝罪するべきなのですが、

それは、世界に迷惑をかけるテロ情報流出の件であって、

中国漁船衝突事件の映像については、

国民の大多数は公開を求めていましたし、

思いがけずビデオが観れたことを歓迎しているので、

お詫びするのなら、船長を釈放したことや、

速やかに公開するべきものを公開しなかったことについてだと思うのですが。

ところで、今日の『ワイドスクランブル』で、元警察官僚の佐々淳行氏が

「海保職員は海に突き落とされた、銛で突かれたという情報もある」という話をされていたそうです。

テレビで、この話をしたのは3人目で、

三者とも確かな情報を得られる立場の人であるから本当なのかもと思いつつも、

ただ、三者とも映像を観た訳でもなく伝聞を基にした証言なので、

話半分で聞いていたほうがいいのかなとも思っています。

最近になってネット上で広がっている殉職者が出たという話は、

それが事実ならば、いくら緘口令が敷かれていても海保や石垣住民の怒りは抑えきれず、

早い段階で雑誌などに匿名の告発として証言が出てきているでしょうから、

死者が出たという話は眉唾もので信じてはいませんが、

元々ビデオの公開は国民の大多数が望んでいたのですから、

思いがけない結果で衝突の映像が流出した今だからこそ、

真意不明の噂が流れることを食い止めるためにも全編公開で、

この問題に決着をつけるべきではないでしょうか。

一部が流出しても残り全ての公開は拒否すればするほど、

出せないということは、よほど酷い内容なのだろうと、

根も葉もない嘘までもが真実のように解釈され、

噂が噂を呼び、巷にごまんとある都市伝説のように、

尾びれ背びれが付いて、より過激な内容に改編され収拾がつかなくなり、

それによって政権に不信感は高まるだけです。








名塚元哉 |←ホームページ