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2010年06月02日(水) 名付けて「国民が悪い、俺悪くない辞任」



【首相辞任】目に涙浮かべ「職を退かせていただく」 小沢幹事長も辞任 (1/2ページ)(産経新聞 6月2日)

「政権・与党のしっかりした仕事が国民の心に映っていない。
国民が徐々に聞く耳を持たなくなった。私の不徳の致すところだ」と説明した。


【首相辞任】民主党両院議員総会での首相の演説要旨(産経新聞 6月2日)

何でクリーンなはずの民主党の代表がこんな事件に巻き込まれるのかと皆さんにはご苦労をおかけした。
政治とカネの問題と決別した民主党を取り戻したい。

 この問題では、小沢一郎幹事長にも政治とカネの問題あった。

 私も退きます。幹事長も恐縮ですが、退いてほしい。
それによってクリーンな民主党を作りたいとお伝えした。
お互いその責めを受けなければいけない。
小林千代美議員にも責めを負っていただきたい。
それによって、国民に聞く耳をもっていただける国民の声も
すっと通る新しい政治に生まれ変わる。





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首相の首を挿げ替えて政権に居座ることを散々批判して、

「解散して信を問え」と言っておきながら、

けっきょく自分たちも同じことをするしかなかった民主党政権。

鳩山首相は両院議員総会と夕方のぶら下がり会見で「国民が聞く耳を持たなかった」と、

自分が総理の座を降りるのは国民が悪かったと開き直ってますが、

自分の言っていることが毎日のように変わる、

こんな一日でコロッと意見が変わる人が展望を語っても信頼されませんし、

党としても公約を反故にするか中途半端な形でしかスタートできないようであれば、

国民の気持ちも覚めて離れて行くのは当然ではないでしょうか。

お金にクリーンな政治を取り戻したいというのであれば、

知らなかったらしい自身の脱税が発覚した時点、

もしくは陸山会の事務所費問題で小沢の秘書や元秘書が逮捕された時点で、

小沢ともども辞任するべきだったのではないでしょうか。

小林氏についても辞職勧告を出しもせず、

なぁなぁにしてきて国民の声を聞いてこなかったのに、

それを今さらお金にクリーンな政治と言っても説得力がありません。

また、小沢自身も幹事長を辞任にすることよって、

これで鬱陶しい記者に追い回されなくていいと思うだけで、

誰が総理になっても裏で操るのは変わりないですから、

普通の良識や常識感覚のある人なら、

「この時期に辞めるなんて選挙対策で自民党と何が違うんだ」と思うはずで、

こんな形での辞任を評価しません。



菅副総理、代表選に出馬の意向…周辺に伝える(読売新聞 6月2日)


総理の座はルーピーからスリーピーに変わるのでしょうか。








名塚元哉 |←ホームページ