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2010年03月21日(日) 生方氏解任は民主党の自作自演という推論


民主・細野氏、解任「党にダメージ」=生方氏「小沢氏の進退議論を」(時事通信 3月21日)

民主党の細野豪志副幹事長は21日、テレビ朝日の番組に出演し、
党執行部が小沢一郎幹事長を批判した生方幸夫副幹事長の解任を決めたことについて
「トータルに見たときに民主党にとってはダメージがあった」との認識を示した。
その上で、生方氏に「自由に議論をする場をもう一度つくるから協力してほしい」と呼び掛けた。
 細野氏は、これまでの党運営に関し「反省しなければならないところはある」と指摘。
「統制があった方がいい時期もあったが、
(これからは)政策を議論して作り上げなければならない」として、
党が結束して参院選マニフェスト(政権公約)の作成に当たるべきだとの考えを示した。
 これに対し、生方氏は同番組で「これで萎縮(いしゅく)したら
もう民主党はおしまいだ」と強調。
この後、記者団に「全党議員でやるべき議論は、小沢氏の進退についてだ」と語った。
 同党の小宮山洋子衆院議員は同番組で、生方氏の解任について
「対応を誤った」と執行部を批判。
「鳩山由紀夫首相も党のことは全部小沢氏に任せるのではなく、
しっかり見ないと(いけない)」と苦言を呈した。
 また、安住淳衆院安全保障委員長は、小沢氏の進退について
「今の状況が続くようだったら、自身で判断していただくしかない」
と自発的辞任に期待を示した。


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生方氏の解任問題ですが、

なんだか民主党執行部が作りだした自作自演というか

シナリオなのかもしれないという推論が浮かんできました。

生方氏に対して厳重注意だけで終わればいいだけのことを

騒ぎが大きくなるリスクのある解任という選択肢は、

国民から注目を集めますし、メディアの報道も過熱します。

生方氏は連日TVに引っ張りだこで、小沢辞任論を展開します。

そして、ついでに出てくる細野氏のような小沢擁護派に、

小宮山氏のような反小沢派の場外バトル。

それを見せられている国民からは、

生方氏を解任するなら小沢こそ辞めるべきだろという声が

これまで以上に強くなります。

収拾がつかなくなりつつある所で、

小沢が、この騒動の責任を取って幹事長を辞任すると発表するのです。

そもそも小沢自身も民主党も、小沢が不起訴になったことで、

小沢の問題は収束し世論調査で支持率も下げ止まると考え、

辞任しろの声が高まることも想定していなかったのではないでしょうか。

ところが、予想に反して、支持率は下がり続け、

それに比例して小沢は辞任すべきの声は高まり続けています。

この状況を打破するには、まず小沢の辞任です。

辞任する機会を逃してしまっていた小沢にとっては、

生方氏が小沢批判を産経新聞で展開したことを絶好の機会と利用し、

生方氏を解任させることで、あえて外向けに騒ぎを作り出し、

騒ぎを終息させる着地点として、小沢が辞任を発表する。

あくまでも推測ですが、もしこの推測通りに話が展開すれば、

「お前たちのやっていることは丸っとお見通しだ!」と言ってやってください。








名塚元哉 |←ホームページ