「小沢氏から現金4億円受領」石川議員供述(読売新聞 1月1日)民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」が2004年に購入した土地の代金を政治資金収支報告書に記載しなかった問題で、土地代金に充てられた現金4億円について、同会の事務担当者だった石川知裕衆院議員(36)(民主)が東京地検特捜部の事情聴取に、「小沢先生に資金繰りを相談し、現金で受け取った」と供述していることが、関係者の話でわかった。 石川議員が翌05年にも、別の現金4億円を同会の口座に入金しながら、収支報告書への記載がないことも新たに判明。特捜部は、この4億円も小沢氏から受け取った可能性が高いとみて調べている。 土地取引を巡る資金移動で小沢氏本人の関与が明らかになるのは初めて。今後、資金移動の経緯について、特捜部が小沢氏から任意で事情聴取するかどうかが焦点となりそうだ。土地取引「小沢氏の指示」 石川議員、地検聴取に証言(1/2ページ)(朝日新聞 1月1日)小沢氏の事情聴取検討=元秘書「自宅に現金4億円」−東京地検「貸付金」原資解明へ(時事通信 09年12月31日)水谷建設「石川議員へ5千万」、同額陸山会口座へ(読売新聞 1月1日)中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県桑名市)の幹部らが2004年10月中旬、民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の事務担当者で、小沢氏の私設秘書だった石川知裕衆院議員(36)に5000万円を手渡したと東京地検特捜部に供述し、石川議員がその直後に、同額の現金を同会の銀行口座に入金していたことが、関係者の話で分かった。 同じ時期には、都内の土地を同会が購入するための資金として、石川議員が入金手続きをしていることから、特捜部は同会の土地取引との関係について調べている。陸山会が小沢氏に4億「返済」 不記載額計8億円に(共同通信 09年12月30日)小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」が2007年、政治資金収支報告書に記載せずに小沢氏本人に4億円を支出していたことが30日、関係者への取材で分かった。04年に土地購入などに充てるため小沢氏から簿外で調達した4億円以上の「返済金」の一部とみられ、不記載額は合わせて8億円以上となった。陸山会は東京都世田谷区の476平方メートルの土地を04年10月29日に約3億4千万円で購入。小沢氏側は原資について「4億円の定期預金を担保に小沢氏名義で金融機関から借りた4億円を充てた」と説明していた。 しかし、関係者への取材で、融資を受ける直前に支払いが済んでいたことが判明。土地の購入資金として、小沢氏が現金で保管していた4億円以上が使われた疑いが強まっている。------------------------------(引用終了)--------------------------- 小沢は当初「単純なミス」と記者会見で釈明していましたが、「単純なミス」で終わりそうもなくなってきました。この4億円は、小沢自身が長年の政治活動で得た資金の可能性があるそうですから、身内の金を動かしてた鳩山首相とはワケが違いますし、わざわざ現金で移動させている時点でまともな金ではないでしょう。また、読売新聞の1月1日の誌面では、04年からさかのぼること10年の小沢の申告した所得を調べ上げ、その合計が4億円に達していないことと、 当然ながら、政党助成金交付以後、企業からの寄付が政治資金規制法に違反することも併せて記事にしていました。検察が頑張って追求すれば、政治資金規正法違反となり、秘書(当時)がやったとしても、その管理者(小沢)の管理責任は免れないほど、かなり大ごとに発展しそうな展開だと思うのですが、テレビは正月期の特別編成でニュース時間が短いこともあり、ほとんど報道してないんですよね。関連リンク:藤井財務大臣が急に入院した理由。資金移動:小沢氏側に新生、自由党解党時残金22億円余 (毎日新聞 09年12月27日)資金移動:検察「小沢氏の財布」政治団体の役割指摘(毎日新聞 09年12月27日)小沢氏団体 数カ月で15億円出入り、記載なし(中日新聞 1月1日)産経記者ブログ『国を憂い、われとわが身を甘やかすの記』09年9月1日自民は当然ですが民主も前途多難だとみています(一部抜粋)平成17年2月2日の衆院予算委員会で、自民党の松岡利勝氏(故人)は次のように質問しています。藤井裕久議員が民主党と自由党が合併する前の自由党幹事長のとき、平成十四年に限っても、 国民の税金である政党助成金から約十五億二千万円が組織活動費として藤井氏個人に支出されております。