ランダムに画像を表示










もくじ過去未来

2010年01月03日(日) 鳩山首相のポケットマネーで拉致被害者を取り返そう。

民主党、北と拉致めぐり複数の極秘接触 生存者の可能性示唆も (1/2ページ)(産経新聞 1月3日)

北朝鮮による日本人拉致問題をめぐり、複数の民主党関係者が昨年夏以降、
数回にわたって中国で北朝鮮側と極秘に接触し、
拉致被害者の行方を確認するよう要求していたことが2日、分かった。
鳩山政権と北朝鮮側との接触が明らかになったのは初めて。
また北朝鮮側は、民主党関係者に対し、
拉致被害者の中に生存者がいる可能性を示唆しているという。
北朝鮮側の対応次第では今夏の参院選前にも日朝両国の公式協議が始まる可能性が出てきた。

複数の政府・与党関係者によると、秘密接触は政権交代が実現する
前の昨年夏ごろから始まり、鳩山内閣の発足後に本格化した。

 秘密接触の一つのルートは、小沢一郎幹事長に近いとされる人物で、
ほぼ月に1回の割合で北京の北朝鮮大使館を訪問している。
もう1つは、昨年10月中旬に、別の党関係者が首相官邸サイドの意向を受けて訪中した。
このときは「仲介者をはさんだ形で、北朝鮮の高位にある人物と日朝間の
諸懸案について意見交換した」(日朝関係筋)という。

 一連の接触で、民主党側は拉致被害者の行方を改めて確認するよう要求した。
北朝鮮側からは、名前や身分など具体的なことは明らかにしないものの、
「体をこわした人がいる」という返事があったという。

日朝関係筋によると、秘密接触には金正日総書記側近の一人で、
対韓政策の実務責任者である金養建・朝鮮労働党統一戦線部長が関与しているもようだ。
外務省幹部は「生存者情報の真偽は不明だが、
北朝鮮は民主党政権の考えを探りに出ているのではないか」とみている。

 鳩山由紀夫首相は昨年12月、自らの訪朝について
「北朝鮮に行く必要が出てきたときには体を張っていくべきだ」と表明している。
数回にわたる秘密接触は、首相や小沢氏らの訪朝への地ならしで、
拉致被害者の生存を訪朝の「成果」にしようとの意図があるとみられる。

 対北朝鮮問題に取り組んでいる民主党関係者の一人は産経新聞の取材に対し、
秘密接触への自らの関与を否定した上で「政府高官からも日朝間の状況を聞かれ、
『何か動きがあれば教える』と言ってある」と答えた。

 拉致問題をめぐり北朝鮮側は、福田康夫内閣時代の平成20年8月の
日朝実務者協議で、拉致問題を再調査するための委員会の設置を約束した。
しかし、9月の福田内閣退陣表明を受けて、調査の「延期」を通告していた。

 一方で、金総書記が昨年10月の中国の温家宝首相との会談で「対日関係改善の用意はある。
いまは鳩山政権の出方を注視している」と述べ、
中国側も「このチャンスを逃してはならない」との考えを日本側に伝えたとされている。


------------------------------(引用終了)---------------------------

>秘密接触の一つのルートは、小沢一郎幹事長に近いとされる人物で、
>ほぼ月に1回の割合で北京の北朝鮮大使館を訪問している。

誰なんでしょうかねぇ。

民主党政権で、北朝鮮にパイプのあるもしくはありそうな議員なら

数人ほど名前が浮かびますが・・・。

細かい情報が出てきているのをみると水面下での交渉は事実だと思いますが、

極秘にされていたものが表に出てくる時点で、

もう極秘でも何でもなく、

ある程度、北朝鮮との密約がまとまったことにより、

参院選対策としてリークされたのかもしれません。

また、先月、「対北方針」から拉致実行犯の引渡し事項を

こっそりと削除していたのもこれに関連している動きなのかもしれません。

対北方針「拉致実行犯引き渡し」削除判明(読売新聞 09年12月15日)


昨年の3月に、党代表だった小沢から以下の発言が出てきたように、

「拉致問題は北朝鮮になにを言っても解決しない。
 カネをいっぱい持って行き『何人かください』って言うしかないだろ」

【民主党解剖】第1部 政権のかたち(1)「小沢首相」は大丈夫か (1/5ページ)(産経新聞 09年3月2日)

拉致問題解決の引き換え条件としては

金品で拉致被害者を奪還する考えなのは間違いないでしょう。

小泉政権以降の自民党政権時代に成果がなく、

引き裂かれたままの拉致被害者家族の悲壮な姿を見ていると、

とくに高齢者の家族には時間がなく悠長なことは言っていられず、

一時も早く、一人でも多く、

離れ離れになってしまった家族を元の状態に戻し、

日本で平和に生活させてあげることが、

拉致問題の根本的な解決の姿なのですから、

制裁によって、拉致問題が進展も解決もしていない現状を見れば、

拉致被害者の奪還には、「飴とムチ」の交渉の比重を

ムチから飴のほうに転換するのも有りではないかと思っています。

ただ、誘拐犯に身代金を払って被害者を返してもらうことに

抵抗感や不満があるのも事実で、

非常に複雑な感情が心にありますが、

ただ、現実に、長年、離ればなれとなった家族が、

一組でも多く元の平和な状態に戻り日本で生活ができることが、

もっとも望ましいことなのですから、

数人であっても拉致被害者を奪還したことだけは正当に評価するつもりでいます。

しかしながら、それによって民主党を支持するという考えはありません。
 
  
ところで、この複数回の極秘接触と関連しているのか、

こんな報道が韓国で出ているのも気になるところです。

金正日「日本車全部、溶鉱炉に送れ」〜鳩山政権との水面下交渉失敗に激怒、日本製品排斥
ソース:ニューデイリー(韓国語) キム・ジョンイル「日本車全部溶鉱炉送れ」









名塚元哉 |←ホームページ