匿名献金の大半、鳩山家から 偽装総額2億円に(1/2ページ)匿名献金の大半、鳩山家から 偽装総額2億円に(2/2ページ)(一部抜粋)六幸商会は、首相や母親ら鳩山家の親族と個々に契約を結んで、巨額の資産を管理。同懇話会に入った六幸商会の管理資金が親族の誰に帰属するものかは判明していない。だが、資金管理団体に1年間に献金できる上限は政治家本人が1千万円、一般の個人が150万円と政治資金規正法で定められており、首相や親族の献金額が同法の量的制限に抵触する可能性も出てきた。 同法違反(虚偽記載など)の容疑で告発を受けた東京地検特捜部は、偽装献金額の多さを立件の一つのポイントと位置づけて、同懇話会で経理を担当していた元公設第1秘書=解任=らから任意で事情を聴いており、会計帳簿や六幸商会の経理資料についても分析を進めている。 (朝日新聞 2009年10月25日)献金虚偽記載、捜査見守る=鳩山首相鳩山由紀夫首相は26日夕、自らの献金虚偽記載問題について「わたしは一部始終を存じているわけではない。捜査に協力して、全容が解明されることを期待したい」と述べ、検察当局の捜査の行方を見守る考えを重ねて示した。首相官邸で記者団に語った。 首相は元公設秘書が虚偽記載をしたとされることに関し「秘書がなぜこういうことを行ったのか、本心が見えていない」と指摘。その上で「捜査に全面的に協力する。資金を管理している鳩山の家から、必要な書類を全部持って行って調べてもらっている過程だ」と述べた。(時事通信 10月26日18時9分)元秘書「匿名献金は首相資産」 虚偽記載問題鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」をめぐる政治資金収支報告書の虚偽記載問題で、元公設第一秘書(解雇)が、「故人献金」などの虚偽献金分だけでなく、「5万円以下の匿名献金も、大半は鳩山首相の個人資産を充てていた」と、東京地検特捜部の任意の事情聴取に対して説明していることが分かった。 収支報告書の基になる会計帳簿には、政治資金規正法で記載が義務付けられている匿名献金者の実名がほとんど記載されていないことも判明。虚偽献金の原資には、鳩山首相やその親族らの資産管理会社「六幸商会」(東京都港区)の管理している資金を充てることもあったという。 関係者によると、元秘書は、鳩山首相の政治資金を管理する立場にあり、「資金が足りなくなると、鳩山首相が管理していた資産を預かったり、首相に事情を話した上で、六幸商会から必要な資金を引き出していた」と説明。六幸商会から引き出した資金は「首相個人の資産で、親族分は含まれていない」と話しているという。 動機について、元秘書は「秘書としての力量を取り繕うため、自分の判断でやった」と話しているという。 政治資金規正法では、政治家が個人資産を自らの政治資金に充てる場合、年間1000万円までに制限している。政治家本人から政治団体への貸付金として処理した場合、長期間返済がないと、上限制限を逃れるための脱法行為とみられることもある。 このため、特捜部は、元秘書が首相の資産を政治資金に充てながら、収支のバランスをとるために個人献金を偽装した可能性があるとみている。 友愛政経懇話会の2005〜08年の匿名献金は計約1億3099万円。実名献金も、この4年間分で計192人(献金総額約2177万円)分を削除する修正報告をしている。(中日新聞 2009年10月26日 朝刊)--------------------------------(引用終了)---------------------------鳩山首相「秘書がなぜこういうことを行ったのか、本心が見えていない」元秘書「資金が足りなくなると、鳩山首相が管理していた資産を預かったり、首相に事情を話した上で、六幸商会から必要な資金を引き出していた」鳩山首相が資産を使われた理由をもし本当に知らないとしたら、この偽装献金の最大の黒幕は鳩山首相の母親なんじゃないのと思えてきた。