小沢氏、「国替え」見送り岩手4区から出馬へ民主党の小沢一郎代表代行は今度の総選挙で、岩手4区から東京12区への「国替え」を見送る意向を固め、党関係者に伝えた。これまで通り岩手4区から出馬する。週内に東京都内で記者会見し、東京12区に擁立する別の立候補予定者を発表する予定だ。 同区は公明党の太田代表が立候補を予定。関係者によると、小沢氏は17日夜に会談した民主党東京12区総支部内選出の地方議員に「自分は(12区から)出ない」と明言。公明党との連携の可能性や、岩手4区で小沢氏の元秘書が自民党から出馬予定であることを理由にあげたという。(朝日新聞 2009年7月20日11時0分)-----------------------------(引用終了)----------------------------この記事で注目したいのはココです。>公明党との連携の可能性12区の候補者として、元プロ野球選手だとか、さまざまな憶測が飛び交っていますが、民主党が有力な候補を立てず、知名度のあまりないような候補を立てれば、小沢氏は、もともと公明党を抱きこんで政権奪取した前歴があることを考えても、連帯の可能性は高くなるのではないでしょうか。昨年、小沢氏や石井一氏らが、公明党の矢野絢也元委員長の国会招致について何度も言及しながら実行に移さなかったのは、麻生政権に解散を迫る為の圧力だったように、本気で公明党や創価学会を敵に回すつもりはなかったのですから。今後、衆院選挙の結果で、民主党が政権をとれば、政権を奪取した以上は、長い期間、与党として存在し続けたいでしょう。特に地方組織が脆弱な民主党としては、長期政権維持のために手っ取り早いのが、信者の強固な結束力による票田です。その時の空気によって投票先を変える無党派層の票よりも確実ですから。また、公明党も外国人参政権付与など民主党の政策と近い部分もあるので、過去、思想が違う社会党と自民党が連立を組んだように、利害が一致すれば連帯以上の連立の可能性だって充分にありえると思います。