両院総会求め133人の署名提出=3分の1超、鳩山邦夫氏も−自民反麻生勢力自民党反麻生勢力の中川秀直元幹事長らは16日午前、党本部で細田博之幹事長に会い、両院議員総会の開催を求める党所属国会議員133人の署名を提出した。署名者には、与謝野馨財務・金融相、石破茂農水相の2閣僚や鳩山邦夫前総務相が含まれている。細田氏は「早急に検討する」と述べた。これを受け、麻生太郎首相は河村建夫官房長官に「わたしは逃げも隠れもしない。決まればいつでも出て行く」と述べ、容認する考えを示した。開催が実現すれば、東京都議選など一連の大型地方選連敗の責任を追及する場となるのは確実。執行部が混乱の収拾に手間取った場合、21日にも衆院解散を断行しようとしている首相の戦略に狂いが生じる可能性もある。 細田氏はこの後、都内で記者団に「(名簿を)精査している。『自分は署名していない』という人もいる」と述べ、確認した上で判断する考えを示した。 提出には、加藤紘一、武部勤両元幹事長や塩崎恭久元官房長官らも参加。賛同した133人の内訳は、衆院が党所属議員の4割の120人、参院は13人。 中川氏は提出に際し、「地方選の敗因を総括し、次期衆院選に向け態勢を立て直す真剣な議論を行うためだ」と説明した。ただ、執行部は両院議員総会の開催に消極的で、これに代わる「議論の場」を検討している。 首相は16日午前、首相官邸に入る際、署名提出についての記者団の問い掛けに何も答えなかったが、河村長官は記者会見で、「首相の基本的な考えは変わらない」と述べた。与謝野氏は、都内の自宅前で記者団に「民主的な手続きを誇るのが自民党だ。逃げていては自民党とは言えない」と指摘した。 両院総会は所属議員の3分の1(128人)以上の署名がそろえば、7日以内に開かなければならない。党大会に次ぐ議決機関で、出席議員の過半数で議決できる。 (時事通信 7月16日9時40分)中川・元幹事長らが提出した署名簿の全氏名【呼びかけ人】加藤紘一、伊藤公介、中川秀直、船田元、衛藤征士郎、川崎二郎、武部勤、村上誠一郎、杉浦正健、中谷元、稲葉大和、塩崎恭久、田中和徳、谷畑孝、奥野信亮、西村明宏 【賛同者=衆院議員】鳩山邦夫、保岡興治、与謝野馨、尾身幸次、小杉隆、額賀福志郎、逢沢一郎、石破茂、斉藤斗志二、仲村正治、二田孝治、遠藤武彦、小坂憲次、佐田玄一郎、渡海紀三朗、萩山教厳、水野賢一、宮路和明、伊藤達也、小野晋也、鴨下一郎、小池百合子、三原朝彦、茂木敏充、遠藤利明、大村秀章、木村隆秀、河野太郎、桜田義孝、下村博文、新藤義孝、高市早苗、棚橋泰文、田村憲久、西川公也、林田彪、森山真弓、山本拓、渡辺博道、江崎洋一郎、小野寺五典、河井克行、木村勉、倉田雅年、後藤茂之、後藤田正純、近藤基彦、谷本龍哉、平井卓也、福井照、吉川貴盛 秋葉賢也、大前繁雄、加藤勝信、菅原一秀、戸井田徹、中山泰秀、並木正芳、葉梨康弘、早川忠孝、原田令嗣、松浪健太、三ツ矢憲生、山際大志郎、赤沢亮正、飯島夕雁、石原宏高、上野賢一郎、近江屋信広、大塚高司、小里泰弘、越智隆雄、小野次郎、片山さつき、亀岡偉民、木原誠二、木原稔、木挽司、佐藤ゆかり、篠田陽介、清水鴻一郎、清水清一朗、平将明、高鳥修一、田中良生、土井真樹、渡嘉敷奈緒美、徳田毅、冨岡勉、中川泰宏、中根一幸、萩原誠司、原田憲治、平口洋、広津素子、福岡資麿、福田峰之、藤井勇治、藤田幹雄、牧原秀樹、松本文明、馬渡龍治、盛山正仁、安井潤一郎、山内康一 【賛同者=参院議員】岩永浩美、世耕弘成、川口順子、田村耕太郎、山内俊夫、礒崎陽輔、北川イッセイ、島尻安伊子、野村哲郎、古川俊治、丸山和也、山田俊男、義家弘介(読売新聞 2009年7月16日14時04分)-----------------------------(引用終了)----------------------------「麻生じゃ選挙に勝てない」と思っている人たちは、総裁の顔を変えて、選挙を戦い、それでも負けた場合は、どうするのでしょうか。また、自分たちの事は棚に上げて新しい総裁ひとりの所為にするのでしょうか。ここまで見苦しいものを国民に見せ付けて、総裁選を前倒して、例えば、今は人気が高い舛添氏が総裁になったとしても、国民のほとんどは、これからの自民党を見てる訳でもなし期待しているわけでもなく、ここ一連の、保身のことしか考えてない議員たちの内輪もめに嫌悪感をさえ覚え、それを含めた今までの自民党の行いを見て判断しようとしているので、再び浮上することはないんじゃないでしょうか。個人的な希望を言えば、麻生首相がキレて辞任して、新しい総裁で選挙をやって惨敗して下野するというのが見たいです。