中川秀直氏「人心一新を」 首相の面前で退陣求める自民党の中川秀直元幹事長は14日午後の代議士会で「今、解散を望んでいるのは民主党だ。民主党を利するのは違うのではないか。人心一新が必要だ」と主張し、両院議員総会の開催を求めるとともに、麻生太郎首相の退陣を求めた。代議士会には麻生太郎首相も出席しており、冒頭に「党内がまとまらなければ戦いにならない」と述べ、衆院選に向けて党内に一致結束を呼びかけていた。その面前での退陣勧告に党内の亀裂は深まりそうだ。 中川氏はそのうえで「都議選で示された有権者の判断は誰に向けられたものかしっかり議論して反省に立つべきだ」と強調した。 佐藤ゆかり、小野次郎衆院議員ら首相に批判的な立場の若手からは拍手がおこった。 続いて茂木敏充元行革担当も「これまでの敗戦の総括が必要だ。速やかに両院議員総会に開いてほしい」と求めた。(産経新聞 7月14日13時37分)【衆院解散】自民・武部元幹事長「麻生首相は徳がない」自民党の武部勤元幹事長は15日朝、TBSの番組に出演し、「次期衆院選前に新しい党総裁を選ぶべきだ。新総裁のもとで政策を発表し、国民に信を問うべきだ」と述べ、麻生太郎首相は退陣し、ただちに新総裁を選ぶべきだとの考えを強調した。 そのうえで、武部氏は「失礼な言い方になるが、麻生首相が一番問われているのは徳がないということだ。人を愛する心、謙虚な心、恥を知る心、それから、正しい判断をする心(が問われている)」と強い調子で批判。“ポスト麻生”について「徳性の高い方を選びたい」と語った。 ただ、総裁選の前倒しにつなげるための両院議員総会の開催には、党則35条の規定で党所属国会議員の3分の1(128人)の署名が必要だが、「まだ確保できていない」と説明。総会が開かれない場合、反麻生派の議員らと離党し、新党を作るとの見方が流れていることについても「そのほうがわかりやすいが、そうではない。侃々諤々(かんかんがくがく)、議論百出が自民党の歴史だ」と、慎重な発言に終始した。(産経新聞 2009.7.15 11:04)------------------------------(引用終了)---------------------------これだけ、麻生辞めろと主張しているくせに、どうして、昨日の不信任決議案には反対したのでしょうか。言ってることとやってることがバラバラで、理解に苦しみます。それぞれが、国民のことも考えず、志も思想もなく権力の座に居たいだけで揉めている。だからこそ、周囲が見えてないのかもしれませんが、こういうことがある度、メディアに「自民崩壊」や「分裂」だのと大げさに騒がれて、それがそのまま党全体へのダメージとなって返ってくる、そして、それを喜んで見ている連中が居るのが分からないのでしょうか。有権者のほとんどは、麻生首相一人にうんざりしているのではなく、年々腐敗の一途を辿る自民党にうんざりしているわけです。こんな醜態を晒しておいて、仮に「人心一新」だけしたとしても、「自民党は反省していない」と見破られて、支持率が上がることはないでしょう。麻生降ろしを主張する中川秀直氏も武部氏も塩崎氏も加藤紘一氏も口だけで、辞めてほしいのに不信任案には反対し、おまけに離党したり新党を作る気配も見せられないほど勇気も根性もないのですから、 この1月に民主党提出の衆議院解散要求決議案に与党議員として、ただ1人賛成し、その後、離党した渡辺喜美氏の方が根性がありますよ。