各社の世論調査で内閣支持率急落 「麻生降ろし」再燃か「麻生降ろし」も焦点に 内閣改造論急浮上清水・自民衆院議員:首相信任投票を呼びかける文書自民党の清水鴻一郎衆院議員(古賀派、当選1回)は17日、党所属国会議員に、麻生太郎首相(党総裁)の信任投票を呼び掛ける文書を配布した。 東京都議選(7月12日投開票)後の投票を予定しており、不信任が多数だった場合、総裁選の前倒しを党執行部に求める方針。次期衆院選への危機感を背景に「麻生降ろし」の動きが広がっている。 清水氏は17日、自民党本部で記者団に「麻生首相のリーダーシップに疑義があるという意見が多い。所属国会議員の考えを確認すべきだ」と強調した。(毎日新聞 2009年6月18日)-----------------------------(引用終了)----------------------------小沢前代表の献金疑惑によって、一時は盛り返した麻生首相の支持率が、民主党の代表が小沢氏から鳩山氏にチェンジしたことと、郵政人事のゴタゴタ(通称:鳩の乱)によって、支持率は下がり再び危険水域になりました。この支持率の大幅な下落に、自民党議員は恐怖心を覚えたようで、このままでは総選挙の勝ち目はないと、「麻生降ろし」の声が再熱して、麻生首相から辞任を決断させるよう自民の中堅と若手が、いろいろと発言し、それにマスメディアが乗っかって、辞めろという世論の声をさらに強めて、7月中に自ら辞任させるように動き出しているようですが、自民党の議員は、次の選挙で自分が当選できるかどうかのことばかりで、何か大事なものを見失ってしまっています。今の自民党はトップの顔を変えただけで、政権を維持できるレベルとは思えません。そもそも、麻生内閣は、総選挙を意識した選挙対策内閣として発足したわけで、それが、自分たちが想い描いた通りとはならず、首相の支持率はおろか、党そのものの支持率も下がってしまった。この結果を、麻生首相一人に責任を押し付け、首相さえ代えれば、落ち込んだ支持率が回復して、自民党は復活すると思っていたら、それこそ、的外れではないでしょうか。麻生首相が駄目なことよりも、己の体たらくぶりを棚に上げて、自己弁護・自己保身に走ってる自民党議員の言動こそが、国民を馬鹿にしており、その言動も自民党の支持率下落に繋がっているのに気付いていません。「私たちが選んだ麻生を最後まで支える、麻生で選挙を戦うんだ!」という気概もなく、人気がなければ捨てて、また新しく顔を代えれば良いと思っているような総理大臣を選挙の道具としか考えない議員なんて、「私は国民をも簡単に裏切りますよ」と公言してるようなもので、どうぞ落選してくださいとしか思えません。トップの顔を変えようが、トップを変えず内閣改造をしようが、郵便不正利用で民主党議員に捜査の手が伸びたとしても、こんな、国民のことよりも自分のことしか考えていない議員しか居ないような今の自民党は、麻生首相の頼りのなさ以前の問題であり、総選挙で負けるのではないでしょうか。