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2009年06月17日(水) キミは「あずまんが大王」を知っているか!

1999年、ノストラダムスの予言した恐怖の大王の代わりに登場した、

あずまきよこさんのマンガ『あずまんが大王』。

既存の4コママンガの概念を打ち破り、

マンガ界に衝撃と、

その後の4コママンガに大きな影響を与えた作品となりました。

すでに連載は終了していますが、

連載から10年を記念して新装版が小学館から発売されました。

この作品は読んだことが無くても、

連載中の『よつばと!』によって、

あずまきよひこワールドに興味を持った人や、

すでに、既刊を持っているファンが、

コレクターズアイテム的な感覚で購入されるだけだろうと思っていたら、

何処の書店も売り切ればかり。

ようやく三宮のジュンク堂でゲットすることができて、

中を見てビックリ仰天!



売り切れる理由が分かりました。

10周年記念の特別読みきりとして

小学館の『ゲッサン(月刊少年サンデー)』に短期連載中の

描き下ろしの新作が掲載されていることは知っていましたが、

大幅に加筆・修正されてました。

前半なんて、ほぼ全て絵が描き換えられています。

セリフを変えたり、ネタそのものが新しくなって、

旧ネタから差し替えられているページもあって、

既刊と違いを見比べてみると楽しいです。

以前、NHKの『マンガ夜話』で『よつばと!』がトークテーマだったとき、

レギュラーコメンテーターのいしかわじゅんさんが、

『あずまんが大王』(既刊)の1巻の頃の絵は、

ありきたりな萌え絵だけれど、

『よつばと!』では、別な作家のような鮮麗された絵になっていて、

画風を変える努力をして、それを描きこなせる様になった

あずまきよこさんの描く絵の成長ぶりを褒めていましたが、

新装版の加筆修正されたページを見ると、

本当に、余計な線が無くなってスタイリッシュになって、

ネタは同じでも、新作に出会ったような新鮮な気持ちになりました。

これは、売り切れるのも無理はありませんよ。

来月、再来月に発売される2巻と3巻も

同じように加筆・修正されてるんでしょうか?



トーイ用のおやつを作ってみました。(姉が)







名塚元哉 |←ホームページ