厚生労働省局長を逮捕 虚偽公文書作成容疑など 障害者郵便悪用事件障害者団体向け割引郵便制度の悪用をめぐる虚偽公文書作成事件で、厚生労働省障害保健福祉部係長、上村勉容疑者(39)が「凛(りん)の会」(解散)の障害者団体証明書を偽造したことを認識しながら同会側に渡したとして、大阪地検特捜部は14日、虚偽公文書作成・同行使容疑で、上村容疑者の当時の上司で障害保健福祉部企画課長だった雇用均等・児童家庭局長、村木厚子容疑者(53)を逮捕した。 特捜部の調べでは、村木容疑者は平成16年6月上旬、5月28日付の証明書を上村容疑者が偽造したのを認識しながら受け取り、凛の会主要メンバー、倉沢邦夫容疑者(73)=郵便法違反容疑で再逮捕=に渡した疑いが持たれている。 特捜部の調べに対し、上村容疑者が「偽造した証明書を村木容疑者に渡した」と供述。また、倉沢容疑者も「局長から直接受け取った」と証言しており、村木容疑者が証明書が偽造であることをどの程度認識していたかが焦点になっていた。 特捜部は、上村容疑者が証明書を発行するための手続きである稟議書も偽造し、凛の会側に渡す一方で、本物の稟議書を作成していなかったことに着目。自ら証明書発行の決裁をしていないにもかかわらず、受け渡しをしていたのは不自然とみて、村木容疑者から事情を聴いていた。 凛の会の証明書をめぐっては、倉沢容疑者が16年2月に低料第三種郵便物制度適用承認の相談のために厚労省を訪問。その後も複数回訪れ、村木容疑者とも面談していたという。(産経新聞 6月14日17時52分)郵便割引不正事件 癒着のトライアングル厚労省 国会議員 日本郵便“福祉食い物”くっきり-----------------------------(引用終了)----------------------------ようやく、ここまで来たといった感じですが、これからの争点は、これまでに名前が挙がっている数名の政治家が、この不正に直接絡んでいたのか、それとも名前を利用されていただけなのかではないでしょうか。検察が、どこまで捜査の手を伸ばすのかが気になりますね。