西松献金、自民・二階派政治団体は不起訴…東京地検特捜部自民党二階派の政治団体「新しい波」が、準大手ゼネコン「西松建設」からダミーの政治団体名義でパーティー券を購入してもらっていたとして、市民団体「政治資金オンブズマン」(大阪市)のメンバーなどから政治資金規正法違反(虚偽記入など)容疑で刑事告発されていた問題で、東京地検特捜部は1日、「新しい波」の会計責任者だった泉信也・元国家公安委員長(参院議員)や事務担当者らを不起訴(嫌疑不十分)にした。 同社前社長の国沢幹雄被告(70)については、不起訴(起訴猶予)とした。 告発人はこのほか、二階経済産業相が代表を務める自民党和歌山県第3選挙区支部についても、西松建設から社員名義を装った計600万円の献金を受けたとして、同法違反容疑で告発しており、特捜部が捜査を続けている。(2009年6月1日17時32分 読売新聞)鳩山代表「なぜ小沢氏秘書だけ逮捕」 二階氏側不起訴で民主党の鳩山代表は1日、二階氏の関係者が不起訴となったことについて、「なんで一方は逮捕までされ、一方は不起訴になるのか」と記者団に語った。小沢一郎代表代行の公設秘書が似た構図の事件で起訴されたことに照らし、バランスを欠いているとの考えを示した発言。 (朝日新聞 2009年6月1日20時7分)-----------------------------(引用終了)----------------------------「国策捜査」の批判を払拭するために、少しはアリバイ作り的に二階氏を追求するのかと思っていたら、こちらは、梨の礫(なしのつぶて)で、ぜんぜん面白くないし、これでは「国策捜査」と言われても仕方ありませんよね。ところで、鳩山代表は、この結果にご不満のようですが、小沢氏や小沢秘書の無罪を主張しているのですから、二階氏側の有罪を求めるのは、おかしいのではないでしょうか。「二階氏側も起訴されないとおかしい」と主張するということは、小沢秘書の違法性も認めることになるのですが、その矛盾に気付かないのでしょうか。また、仮に二階氏が捕まったところで、それで小沢氏や秘書の疑惑が晴れるわけでもないです。