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2009年04月05日(日) 北から上ったテポドンが 東へ落ちる〜♪

政府、迎撃措置はなし 北ミサイルは東北上空を通過し太平洋へ

政府は5日、北朝鮮が発射した長距離弾道ミサイルとみられる飛翔体について、
発射時間は午前11時30分ごろと発表した。発射は1発で、発射方向は東。
ブースターの一部は同37分ごろ、秋田沖の日本海に落下したとみられる。
海上自衛隊は飛翔体を確認、追尾を始めた。

政府は、飛翔体の弾頭部分は東北上空を通過して太平洋上へ抜け、
午前11時43分ごろ、岩手沖約1270キロの太平洋上に落下したとみられる。
日本国内へ本体が落下する恐れはなくなり、
政府は迎撃措置はとらなかったことを明らかにした。

 麻生太郎首相は「安全確認と情報の収集、情報の迅速な提供を指示した」と語った。
政府は発射を受けて、首相官邸の官邸連絡室を官邸対策室に格上げした。

(産経新聞 4月5日11時45分)


「何も軌道に入らず」=北の打ち上げ失敗か−米防衛司令部

北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は5日、北朝鮮が人工衛星を軌道に
乗せたとの主張について、「2段目以降は太平洋に落下し、
何も軌道に乗らなかった」と否定した。
北朝鮮による打ち上げは失敗した可能性が高い。
 NORADの分析によると、北朝鮮はテポドン2号を打ち上げ、
一段目は日本海に、弾頭の搭載物を含めた2段目以降は太平洋に落下した。
 また、「テポドン2号は日本を飛び越えたが、日本への破片の落下はない」としている。
さらに「ハワイと米本土への脅威はなく、米軍は迎撃しなかった」との見解も示した。
「何の物体も軌道には入らなかった」としている。 

(時事通信 4月5日19時33分)


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北朝鮮のミサイルは本日、発射されましたが、

もしも、ミサイルが日本領土へ落下しそうで、

迎撃ミサイルを発射するも、それも命中せず、

北朝鮮ミサイルは領土の何処かに落下し、

多数の被害が出たというのでは、

世論もメディアも政府に厳しい声が挙がることでしょうし、

民主党は「政権交代」と言っていたでしょうから、

それを考えれば何事も無くて一安心だったのではないでしょうか。

北朝鮮「衛星打ち上げ成功」と報道

北朝鮮の朝鮮中央通信は5日午後、「運搬ロケット『銀河(ウンハ)2号』で
人工衛星『光明星(クァンミョンソン)2号』を
軌道に進入させることに成功した」と報じた。

 銀河2号は「3段式」としている。

 同通信は銀河2号が5日午前11時20分、
北朝鮮北東部の咸鏡北道花台(ファデ)郡にある
東海(日本海)衛星発射場から打ち上げられ、
同29分2秒に光明星2号を正確に軌道へ進入させたとしている。
「衛星は軌道を正常に周回している」とも伝えた。

 衛星からは「金日成(キムイルソン)将軍の歌」
「金正日(キムジョンイル)将軍の歌」の旋律と測定データが
周波数470メガ・ヘルツで地球へ送信されていると報じ、
衛星打ち上げを「宇宙の平和利用」と改めて主張した。

(読売新聞 2009年4月5日16時18分)


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1998年のテポドン撃ち上げ失敗のときも、

北朝鮮はまったく同じ事を言っていました。

ただ、誰も受信できなかったことを北朝鮮政府に問いただしたら、

「純粋な人にしか聞こえない」と返答したそうです(笑)

今回の北朝鮮の発表を受けて、

社民党の福島みずほ氏が

「ほら、衛星だったじゃないですか!」と言うかもしれません。

だって、98年の発射時に社民党は、

「人工衛星発射成功おめでとうございます」という祝電を

北朝鮮に送ったぐらいですから。

まあ、さすがに今回は空気を読んで祝電は出さないとは思いますが。

さて、今回発射されたものが人工衛星かミサイルかは問題ではありません。

その違いについて議論して混乱すること自体が、

北朝鮮の術中にはまってします。

むしろ、問題なのは北朝鮮が地球の裏側まで届く

ミサイル技術を持ったということと、

北朝鮮のような弱小国家でも、

核爆弾と長距離ミサイル技術さえあれば

発言力を強められるということではないでしょうか。

日本は断固抗議して安保理決議違反の制裁を加えるべきだと思います。

さもなくば、北朝鮮のミサイルがあれば

どんな弱小国家でも発言力が持てる。と、

反米国家やテロリストの手に渡り、

それこそ、世界の脅威となるのですから。

それにしても、中国、ロシアも、

いつまで北朝鮮をかばい自由にさせているのでしょうか。

制裁決議違反との認識も拒否してるし、

中露はどこまで北の横暴を認めるつもりなのでしょうか。

北朝鮮を利用した中露の思惑も注視していかなければいけません。

そう考えれば、日本の近くに厄介な国が3つもあるということです。







名塚元哉 |←ホームページ