最近、民放のニュースを見る時間が極端に減りました。あまりにも内容がバカバカしいからです。これまでにも増して、ワイドショーとニュース番組の差が縮まり、かなり劣化が進んでいると感じます。ワイドショーならともかく、ニュースまでもが、麻生首相の漢字の読み間違いをトップで取り上げたりで、いい加減にウンザリしています。確かに、こんな簡単な漢字を読み間違えるなんて・・・と思いますし、麻生首相も、漢字の言い間違いや読み間違いをことあるごとに取り上げられてしまうので、事前に秘書を相手にして原稿を読んで練習しておくべきですし、なぜ、予行演習をやらないのか疑問に思いますが、それを抜きにしても、ここ数日のニュースでは、ダボス会議での麻生首相の読み間違いを報道しておりましたが、ダボス会議の中身や、麻生首相のスピーチの内容を伝えたメディアはあったでしょうか。何を言い間違えたかよりも、何を主張していたかの方が重要だと感じますが、一番知りたいことが大して報道されずに、トップニュースとして細かく報道されるのは、読み間違いの部分のみです。テレビニュースだって、アナウンサーは漢字を読み間違えますし、テロップなどの文字が間違っていることもあります。毎日のように間違っているのに、そのことは棚に上げて、よく批判できるものです。伝えるべきものを伝えず、政策などに直接関係のない読み間違いばかりを伝え、「麻生首相が、また漢字を読み間違ええますよ〜バカですね〜」なんて感じに報道しているニュース番組こそ、己のバカさ加減をアピールしているだけではないでしょうか。「こんにちは ムッシュかまやつです。」