全米が熱狂と緊迫…首都に200万人「歴史この目で」国民が選んだ大統領とはいえ、まだ何も成し遂げてはいないというのに、このフィーバーぶりは、まるで救世主が現れたかのようであります。それだけオバマ氏に対する期待が大きいのですが、この期待に応えるのは容易ではなく、この期待の大きさが、返ってオバマ氏に負担となったり、潰す原因にも繋がり兼ねないので、難題の多く残された国の舵取りを任されたオバマ氏の今後は、かなり大変だろうと思います。神戸新聞 オバマ米大統領の就任演説全文【和訳】全文を載せると、とてつもなく長くなるので、興味のある方はリンク先を見てください。注目されたオバマ氏の大統領就任演説は、やはり世界からも注目を集めているだけに、世界に向けた演説という比率が高い感じがしました。また、厳しい現状認識と自己批判を盛り込むところもさすがです。それにしても、オバマ氏は演説が上手いですね。オバマ氏の演説のすべてはニューヨークタイムズによると、3人のスピーチライターが手がけているそうです。Jon Favreau氏 (27歳) をチーフとする3人組で、残りのメンバーがAdam Frankel氏(26歳)とBen Rhodes氏(30歳)です。全員が20代後半から30代前半という若さです。だからこそなのでしょうか、オバマ氏の語る演説は、厳しい現状に対して、それを克服しようとする若さに満ち溢れた勢いのあるスピーチとなっており、しかも、分かりやすい言葉で語られているので、心に響きやすいのではないでしょうか。まあ、勇ましいことや願望はいくらでも語ることが出来ます。あとは、今日の演説が有言実行できるかどうかです。それこそが、オバマ氏が国民の大きな期待に応える全てなのですから。