「政治」で抑えた「反日」=小旗を利用、福原効果も狙う−北京五輪〔五輪〕北京五輪は24日閉幕するが、懸念された中国人観客らによる大きな反日騒ぎは起こっていない。中国政府筋は「中日関係が改善したことが最大の原因」と解説。中国人の根深い反日感情が噴き出さないよう両国の政府やスポーツ関係者らが両国民にマナーある応援を働き掛けるなど、政治の力で反日を抑え込んだ結果でもあった。 中国では靖国神社参拝問題で日中関係が冷え込んでいた2004年夏、サッカー・アジアカップで大規模な反日騒ぎが発生。05年4月には反日デモが吹き荒れた。 こうした「悪夢」が記憶に残る日本のスポーツ関係者は、どうすれば反日感情を弱められるか熟慮を重ねた。その一案が、日本選手団が開会式で日中双方の小旗を振って登場するものだった。北京日本人会は、数千本の中国の小旗を用意し、女子マラソンを沿道で応援した邦人350人に配布した。 一方、中国政府も、五輪で反日騒動が再燃すれば、国家イメージに影響するとして「文明的観戦」を訴え続けた。中国当局は日本側に「観客が君が代斉唱で起立しなかったりすれば、すぐ注意する」と約束したという。 五輪関係者は「外部から苦言を呈されると、マナーは即座に良くなった」と明かす。バレーボール男子日中戦で日本選手に激しいブーイングが巻き起こったが、記者会見で質問されると、3日後の同女子日中戦でブーイングは消えた。(時事通信 8月23日14時29分)-----------------------------(引用終了)---------------------------->どうすれば反日感情を弱められるか熟慮を重ねた。>その一案が、日本選手団が開会式で日中双方の小旗を振って登場するものだった。このような見せ掛けだけの媚を売った対応は、中国人に影響なかったようですよ。日刊スポーツこの国を永遠に去る前に見ておきたいもの(一部抜粋)アメリカの小旗を持った中国人が多いのも(当然、日本の小旗を持った中国人などいない)、「U・S・A!」を連呼する中国人が多いのも(しかし五輪のために北京を訪れたアメリカ人を殺害したのは、あなた達中国人のお仲間ですけどね。盗人猛々しいとはこのこと)、試合開始5分でウェーブが始まったのも(中国が準決勝に進出すると思ってチケットを買った観客がほとんどだから、サッカーそのものにほとんど興味などないのだ)、日本の得点に静まりかえりアメリカのそれに大声援が上がるのも(後半の2ゴールなどはあざけりに近い笑い声さえ起こった)、別に驚きはしない。日本がそれほどお嫌いなのだろうし、白人が大好きなのだろうし、なんだったら白人になりたいのだろう。 別にそんなことは構わないのだ。どうぞ御勝手に。 しかし予測を超えた、腹に据えかねることが2点ほどあったのでここに記しておきたい。 不快に思ったことの第一は、スタンドの数少ない日本人がなでしこジャパンに声援を送ると、周囲の中国人からブーイングの声が上がったことだ。 中国をけなしているのではなく、自国に声援を送る日本人にさえブーイングをして当然という彼らの精神構造がわからない。しかも物心のついていない子供までが面白がって一緒にやっている。 しかしそれにもまして信じられなかったのが、公式大会ボランティアが取った行動である。 後半途中、アメリカが少々日本に押されている時間帯のことだった。突然一人の若い女性ボランティアがスタンドの通路最前列にピッチを背にして立ち、チアスティックを持って周囲の観客の応援を先導し始めたのである。なんと言ったか。 「美国加油!(アメリカ、頑張れ!)」 耳を疑った。お先走りの観客ではない。見慣れた青いポロシャツを着た、公式の大会ボランティアなのである。全世界から来る観客の便宜を図るために配置されたスタッフの一員なのだ。 よく見ていると応援を先導している女の子から少し離れたところで、彼女に身振り手振りで指示を送っている男性がいる。彼も学生と思しき若さだったが、頭にヘッドセットをつけてどこかと『交信をしながら』女の子をコントロールしているのである。そしてひと通り場を盛り上げると、このペアは隣のブロックに移動してまた「美国加油!」をやる。 わざわざ書くのも馬鹿らしいが、オリンピックの大会公式ボランティアはあらゆる国に対して中立の存在である。世界中のどの国で行われるオリンピックでも、ボランティアはこのようなことをしないし、また許されない。サンスポ:【北京にキター!!】五輪おじさん帰国 北京に見切りを付けた要因は中国人の観戦マナーのひどさなどで「五輪をやる資格はない」と憤慨している。 −いつ帰国 「北京の状況が厳しいとわかっていたので16日に帰国便を押さえていた。状況がよければ延長しようと思ったが、実際思った通りだった」 −どういう状況 「柔道会場で空席がたくさんあるのに、多くの日本人が入れなかった。入れない人を入れてくれと訴えたが、真心が通じなかった。半世紀近くの五輪応援人生でこんなの初めてだ。満員だったら何も言わないけど」 −中国のブーイングはすごかった 「ブーイングはとんでもない。こんな五輪はなかったよ。五輪をやる資格はない。それに空気が汚くて、のどに痛みが出てきた。閉会式までいなかった五輪は初めてだ」中国人観客から植田ジャパンにブーイング!完全アウエー!日本代表に最大級ブーイング 五輪サッカー日経BP:財部誠一の「ビジネス立体思考」五輪を見ながら考える、中国との付き合い方上海在住の友人からメールが届いた。もう20年以上、中国でビジネスを続けてきた彼は、中国人気質を知悉しているうえに、温厚な人柄である。日本に対する中国人の無礼に対しても鷹揚に対処してきた。だが「今回ばかりは堪忍袋の緒が切れた」と書き送ってきた。女子バドミントンの3位決定戦で日本の末綱・前田ペアが中国チームと対戦した夜、上海在住の多くの日本人がひいきにしている日本料理や「伊藤家」に立ち寄った時のことだ。準々決勝で世界ランキング第1位の中国人ペアを破って大金星をあげた末綱・前田ペアに対して、伊藤家の服務員(ウェイトレス)たちが悪口雑言の限りをつくしていたという。2ページ目日本人客に向かって悪態をつく小姐「中国人は対日本戦となると、相手がどこの国だろうと徹底的に相手チームを応援します。日本選手はもう本当に悲惨な状況での戦いを強いられていますが、私からみれば、そうした中国人の態度はいわば見慣れた光景。末綱・前田ペアを鬼か悪魔のようになじる女性服務員たちのことも、できるだけ気にせず、ビールを飲んで牛丼でも食べて帰宅するつもりでした。ところがこの小姐たちが私のところにやってきて『日本人は弱い』『へたくそだ』などと難くせをつけてきた。 日本料理屋に来た日本人の客に向かってなんたる無礼な奴らだと切れそうになりましたが、そこを我慢して、尋ねてみました。なんでそんなに日本人が嫌いなんだ、と。するとこんな返事が返ってきました。『南京大虐殺よ』。徹底した反日教育の結果なのだと得心しました」試合会場では末綱・前田ペアに対して中国人の大観衆が「殺せ」を連呼したという週刊誌の報道もあった。だが北京オリンピック直前に起こった四川大地震の折には、日本の救援隊が中国人の犠牲者に対して見せた尊崇の念に、多くの中国人が感動し、歴史的な日中友好の機運が高まっていた。ところがオリンピックが始まるやいなや親日気分など雲散霧消してしまったようだ。友人はメールの最後をこう結んでいた。3ページ目日本人も参考にすべきは中国人の割り切り「恐ろしいものです。北京オリンピックをきっかけに、ごく自然にわきあがる中国民衆の反日感情の激しさをいたる所で目にしました。中国人の本音を知るいい機会になったなというのが正直な実感です」これほど不愉快なオリンピックが過去にあっただろうか。それでも日本は中国を無視して生きていけない。日本にとっていまや世界最大の貿易相手国は中国だ。いくら嫌だと言っても中国産品なしにもはや日本の「食」は成り立たない。しかも21世紀前半に、中国は経済規模で米国を抜き世界一になるといわれている。この厄介な隣国に対して日本人はどのようにセルフコントロールしていけばいいのか。皮肉をいうようだが、参考になるのはほかならぬ中国人だ。彼らは日本人が大嫌いである。だが中国人は「日本製品」は大好きだ。品質がいいからにほかならない。この合理性、この割り切り。日本人もおおいに参考すべきであろう。-----------------------------(引用終了)----------------------------万が一に2004年のアジアカップで巻き起こった大規模な反日暴動が起こるようであれば、中国に集まった世界のメディアが報道することでしょうから、それは何が何でも「五輪は成功した」と言いたい共産党にとって許しがたい事態となります。だから、中国共産党は反日の押さえ込みに成功したと主張しても、大規模な暴動にならぬように監視して押さえ込んでいましたが、あまり押さえ込みすぎると、中国市民から「お前らは日本の味方するのか!」と、警察や政府に向かっての暴動に変質する可能性があるので、それ以外のブーイングなどの小さな反日行為は、ガス抜きのために放置していた状態だったのでしょう。サッカーやバレーボールやバドミントン以外にも、常に日本選手には激しいブーイングを浴びせられ、当て付けの様に日本の対戦相手国を応援しているのをTVで観ながら、「ああこいつ等本当に日本が嫌いなんだねぇ」と、さらに中国人に対して印象を悪くしながら、日本人選手を応援していました。日本のメディアでも、中国人の横暴振りを報じたりしているところもありますが、最後に決まって、「五輪後に中国人も成長するだろう」と、期待をにじませたコメントを付け加えますが、たぶん成長はしないだろうと思います。さて、北京五輪が閉幕してから各国メディアの記者や、観戦目的で行った外国人達が、自由がある自国へ戻って、中国の所行をどうメディアやブログから伝えるのか興味津々です。また、日本の大手既成メディアにはほとんど期待していませんが、フリーランスのスポーツライターや記者などから、北京五輪の裏側とでも題して放送されなかった反日行動や、観客席での小競り合いなど証拠は幾らでも撮れたはずなので、自由にネタが書ける週刊誌の報道やブログでの報告に期待しています。