ジャコに紛れるエビ・タコ…その名は「チリモン」人気モンちりめんじゃこに紛れ込んでいる小さなエビやカニ、タコ、ヒトデなどを採集できる「じゃこパック」(250グラム、730円)が、インターネットで販売され、子どもたちの人気を呼んでいる。 人気アニメにちなんで「チリメンモンスター(チリモン)」と呼ばれ、和歌山県湯浅町の水産加工会社「カネ上(じょう)」が4年前、ホームページで紹介。子どもたちから「気持ち悪いけど、かっこいい」といった声が寄せられ、月に200件以上の注文があるという。チリモンは通常、加工時に除去される。「きしわだ自然資料館」(大阪府岸和田市)では、定期的に観察会を開いており、子どもたちは図鑑を手に、ルーペで種類を確認、標本にするなどしている。 同館学芸員、風間美穂さん(36)は「手軽に生物を観察できるのが人気の理由では。チリモン博士を目指して」と話している。(読売新聞 2008年8月25日14時53分)-----------------------------(引用終了)----------------------------子供の頃は、ちりめん(関東では“しらす干”)に、小さなタコやイカを見つけると、なんだか得した気分で嬉しかったものですが、記事の写真で紹介されているような、伊勢エビやタツノオトシゴにはお目にかかったことがありません。最近になって、チリモンをまったく見かけなくなったのは、たまたま、チリモン入りに当たらなくなっていたのではなく、わざわざ業者が取り除いていたんですね。子供はチリモンが入っているとなんだか得した気分になって嬉しい。ならば、それを逆手にとって、チリモンを取り除く手間を省いてコストを削減して、子供向けの商売に利用する。さすがは大阪だけあって商売っ気のある発想だと思います。ちりめんにはチリモンは入らなくなってますが、たまにアサリやシジミに小さなカニが挟まっていたりすることがあって、大人になった今でも、なんだか嬉しかったりします。